市場の焦点は米指標データとFOMCへ

Market Summary
13日の海外外為市場はユーロ売り優勢の展開となった。ECBは2019年の経済とインフレ見通しを下方修正した。外為市場はユーロ売りで反応。ユーロドルは安値1.1328まで下落する局面が見られた。一方、ドル円は取引序盤の米株上昇と長期金利の反発基調維持により、高値113.70まで上昇。しかし、米株が失速すると上値が重くなり、113.50台まで反落した。
米株はダウ平均が続伸。米中貿易交渉に対する期待を背景に序盤は買いが先行した。しかし懸念が完全に払しょくされてないため、利益確定売りに圧され前日比70.11ドル高の24597.38と上昇幅は限定的だった。S&P500指数とナスダック総合指数はそれぞれ小反落で終了した。国際商品市況では、NY原油先物1月限が前日比1.43ドル高の1バレル=52.58と反発。サウジアラビアの輸出減の報道と2019年の原油供給量が不足に陥る可能性を国際エネルギー機関(IEA)が指摘したことが相場のサポート要因となった。一方、NY金先物2 月限は対ユーロでの米ドル高が意識され反落。前日比2.6ドル安の1トロイオンス=1247.4で引けた。

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Market Analysi
ECB理事会は想定通りユーロ売りイベントとなった。しかし、ユーロドルは1.13台を堅持する状況が続いている。市場の焦点は来週のFOMCにシフトしているが、その前に1.13台を下方ブレイクする材料として注視すべきは米指標データとなろう。パウエルFRBは11月のFOMCで指標データ次第で柔軟に政策を遂行していくことを議論していた。良好な米新規失業保険申請件数の結果が昨日のユーロドル下落の一因だったことを考えるならば、本日の米指標データ(特に小売売上高)が市場予想を上回る場合、「米株上昇→長期金利の反発基調維持」を背景にユーロドルの下落を想定したい。テクニカル面での焦点は、11月中旬安値1.1213を起点とした短期サポートラインとなろう。今日現在、このラインは1.1315前後で推移している。短期サポートラインの下方ブレイクは1.1300トライのシグナルとして警戒したい。尚、このレベル(1.1300)にはビッドが観測されている。一方、冴えない米指標データならば、米株はファンダメンタルズの先行き不透明感とFOMCを意識した利確により上値が抑制されよう。長期金利には低下圧力が高まることで、ユーロドルはリトレースメント38.20%の水準1.1443を上限に、戻り高値を探る展開となろう。1.1400および1.1420にはオファーの観測あり。

ドル円は売り買い交錯を想定。米株が上昇する場合、113円後半の攻防が焦点となろう。だが、113.70レベルからの売り圧力は根強い。113.86前後で推移している短期レジスタンスラインで上値が抑制される展開を警戒したい。逆にこのラインの突破に成功する場合は、114.00が次のターゲットとして浮上しよう。一方、冴えない米指標データにより「米株下落/長期金利低下」となれば、反落を想定したい。このケースではリトレースメントをベースに113円台を維持するかどうか、この点を見極めたい。113.10(リトレースメント38.20%付近)と113.00(リトレースメント50.00%付近)にはビッドが観測されている。

【チャート1:ユーロドル】

USDJPY ドル円

【チャート2:ドル円】

ドル円 USDJPY

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