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米国株 週間見通し(5/4週):S&P500過熱警戒も強気維持 7300視野、AMD決算焦点

S&P500の週間見通し。来週は過熱相場を意識した調整売りを警戒したい。しかし、強気維持の予想は変わらず。反落は押し目買いの好機と捉えたい。5日のAMD決算に注目。株価指数CFD「米国500」の週間展望とチャート分析。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

要点

  • 4月のS&P500はAI・半導体相場に牽引され前月比10.4%高で終えた。月次二桁の上昇率は2020年11月以来となる。来週は過熱相場を意識した調整売りを警戒したい
  • 注目材料は5日のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の決算。業績見通しが焦点に。AMD株が他の半導体セクターに影響すれば、週半ば以降のS&P500のトレンドにも影響を与えることが予想される
  • 株価指数CFD「米国500」の週間想定レンジは7100-7360。過熱感は意識されやすいが強気相場にあることを考えるならば、下値では押し目買いを考えたい


AI・半導体相場で4月のS&P500は10%高

4月の米株式市場でS&P500は前月比10.4%高で終えた。月次二桁の上昇率は、2020年11月以来となる。

ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は15.3%高、ナスダック100は15.6%高で終え、ダウ平均の上昇率7.1%高の2倍以上の上昇で終えた状況も鑑みれば、4月の米国株が半導体セクターを中心としたAI相場に大きな影響を受けたことが分かる。この点はSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の急騰と整合的だ(4月の上昇率:38.4%)。

注目された大手ハイテク企業の決算を通過した。来週は「材料出尽くし→過熱相場の警戒」から、S&P500は調整売りに直面する可能性がある。しかし、以下で詳述する各市場の動きを踏まえれば、反落は押し目買いの好機と捉えたい。

米株価指数 月次騰落率:2020年以降

米株価指数 月次騰落率:2020年以降 ブルームバーグのデータで作成

ラッセル2000が示唆する強気相場

中小型株の代表的な指数ラッセル2000のトレンドを月足チャートで確認すると、アセンディング・トライアングルのパターン形成に成功し、かつ2021年11月と2024年11月に2度上昇を阻んだ2460レベルがサポートラインに転換した。1日の米株式市場では2800ポイント台へ上昇し最高値を更新。チャート分析の観点では、中長期スパンでラッセル2000は強気地合いにある。

ラッセル2000月足チャート:2018年以降

ラッセル2000月足チャート:2018年以降 TradingView提供のチャート

注目すべきは、この強気地合いが米金利の上昇局面で発生していることだ。

WTI原油先物(6月限)は先週110ドルを突破する場面が見られた。原油価格の高まりはインフレ懸念を強め、米10年債利回りは再び4.4%台へ上昇する局面があった。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、声明が"タカ派的"な内容となり、年内利下げ観測が後退。この点も米金利の押し上げ要因となった。

米10年国債利回りとWTI原油先物価格 4時間足チャート:2026年2月以降

米10年国債利回りとWTI原油先物価格 4時間足チャート:2026年2月以降 TradingView提供のチャート

それでも金利感応度が高い中小型株が買われ、ラッセル2000は6週連続の続伸で終えた。4月の上昇率は12.2%とS&P500(10.4%高)を超えた。中小型株に買いが広がる状況は、強気相場のすそ野が広がっていることを示唆している。

ラッセル2000 月次騰落率:2025年1月以降

ラッセル2000 月次騰落率:2025年1月以降 ブルームバーグのデータで作成

5月1日時点のファクトセットの集計によれば、2026年第1四半期(Q1)決算は好調だ。S&P500採用企業の63%が決算発表を終えた時点で、1株当たり利益(EPS)の伸び率は前年比+27.1%と、2021年Q4(+32.0%)以来の高成長かつ6四半期連続の二桁成長を見込む。売上の伸び率も+11.1%にあり、2022年Q2(+13.9%)以来の高成長が視野に入る。EPSでポジティブ・サプライズを示した企業の比率は84%、売上高でも81%に達している。

前述のラッセル2000の上昇も踏まえれば、「米国の景気はインフレ・金利上昇に耐える」という見立てが強気相場維持の土台にあると思われる。来週AI相場が調整相場に直面しても、ハイテクからバリューへのローテーションが相場を支える可能性がある。米国株の反落は押し目の好機と捉えたい。


5日にAMD決算、焦点は業績見通し

半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が5日引け後(日本時間6日早朝)に1-3月期(第1四半期)決算を発表する。最大の焦点は第2四半期の業績見通しだ。ブルームバーグがまとめたコンセンサス予想では、第1四半期の売上高は98.8億ドル(前年同期比+32.82%)、第2四半期は105.2億ドル(同+36.90%)が見込まれる。

注目はデータセンター部門だ。第1四半期は前年同期比+52.25%の56億ドル、第2四半期は同+86%の60.3億ドルと堅調な成長が予想されている。また、AI/GPUの第1四半期収益予想は25億ドルだが、第2四半期に26.8億ドルへ拡大する見通しにある。
AMD Q1/Q2の決算見通し

AMD Q1/Q2の決算見通し 出所:ブルームバーグのコンセンサス予想 / 5月1日時点

ブルームバーグのデータによればAMDの予想PERは5月1日時点で43倍と、21倍のS&P500半導体・半導体製造装置セクターを大きく上回る。22倍のエヌビディアも上回る状況にあり、業績見通しで市場の失望を誘えば割高懸念からAMDの株価は下落することが予想される。その影響が他の半導体セクターに波及すれば、S&P500の調整売り材料となろう。

一方、AMDの決算が投資家の期待に応える内容となれば、来週6日以降の米株式市場ではAI・半導体相場が引き続き株高をけん引する可能性が出てくる。この場合、S&P500は7300の突破と最高値更新が視野に入ろう。株価指数CFD「米国500」は、以下にまとめたチャート水準の攻防に注目したい。

AMD・エヌビディア・半導体セクター 予想PER:2023年以降

AMD・エヌビディア・半導体セクター 予想PER:2023年以降 ブルームバーグのデータで作成

米国500のチャート分析、週間想定レンジは7100-7360

1日の米株式市場でS&P500種株価指数は前日比0.3%高の7230.12と、連日で最高値を更新した。

原市場の動きに連動し、株価指数CFD「米国500」は次の節目水準7300が視野に入る。しかし、日足チャートでトレンドを確認すると、RSIは「買われ過ぎ」の水準にあり、50日線との乖離率は6%を超している。足元では、過熱相場が意識されやすい状況にある。

1日のS&P500日足ローソク足はトウバに近いかたちで終えた。高値圏でのトウバは下落を暗示する。来週、米国500が調整売りに直面する場合は、1時間足チャートにまとめた、フィボナッチ・リトレースメントの攻防を中心に下値の水準を探る展開となろう。先週は38.2%戻し(7216)で相場がサポートされた。半値戻し(7199)は節目水準7200の維持を見極めるテクニカルラインだ。61.8%戻し(7182)はサポートラインに転換する可能性がある。

4月下旬以降、7100が相場をサポートしている。下に20日線が上昇していることも考慮し、このラインを来週の下限と予想する。全値戻し7127レベルを下方ブレイクすれば、7100のトライを想定したい。
現在の強気地合いを考えると可能性は低いが、米国500が7100を下方ブレイクする場合は、サポート転換した7050、そしてサポート転換が注目される7000の維持が焦点に浮上しよう。
注目のチャート水準:サポート
・7216:38.2%戻し
・7200:半値戻し
・7182:61.8%戻し
・7127:全値戻し
・7100:下限予想
・7050:サポート転換
・7000:心理的節目の水準

米国500は下降トレンドチャネルから上昇トレンドチャネルへ転じ強気相場にある。調整の反落に直面しても前述のサポート水準で押し目買いに支えられる場合は、次の上値の節目水準7300の攻防が焦点となろう。1日高値7272の突破は、7300をトライするサインと捉えたい。

米国500が7300突破した後、このラインがサポート転換となれば、2つのフィボナッチ・エクスパンション100%のトライを想定したい。1日の終値7220レベルから約2%上の水準であり、最初のフィボナッチ・エクスパンション100%水準でもある7360レベルを来週の上限と予想する。このテクニカルラインを上方ブレイクする場合は、もう一つのフィボナッチ・エクスパンション100%水準7382のトライを想定したい。
注目のチャート水準:レジスタンス
・7382:フィボナッチ・エクスパンション100%
・7360:上限予想、フィボナッチ・エクスパンション100%(7359)
・7300:節目水準
・7272:5/1高値水準


米国500の日足チャート:年初来

米国500の日足チャート:年初来 TradingView提供のチャート

米国500の1時間足チャート:4月下旬以降

米国500の1時間足チャート:4月下旬以降 TradingView提供のチャート

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