安全資産としても人気の金。商品CFDなど、オンラインで金に投資するさまざまな方法についてご紹介します。
商品CFDを利用して、金をオンラインで取引することができます。
CFD取引では原資産を保有する必要がないので、金そのものの所有権や引渡しを心配する必要はありません。
また、株式CFD、ETF で金の関連銘柄を取引いただくことも可能です。
スポット価格とは、金が現在取引されている価格のことです。スポット価格での取引には、期限がありません。商品CFDでは、実際に金そのものをやりとりすることなく、オンラインで取引を行うことができます。
金の先物取引は、将来のある日に特定の価格で金を売買するという契約です。商品CFDでは、実際に金そのものをやり取りする必要なく、オンラインで取引を行うことが可能です。
現物の金地金や、金業界の企業の株式で構成された金ETF(上場投資信託)を取引することで、金に間接的に投資を行うことができます。金ETFを利用すれば、さまざまな金関連市場へ分散投資することが可能になります。
金に関連する企業の株式を取引することでも、金に対して間接的に投資を行うことができます。採掘、生産、資金調達、販売など、金にかかわる企業にはさまざまなものがあります。株式は、金そのものよりも流動性が高く、変動が少ない傾向にあります。そのため、長期的な成長に関心がある場合には、株式投資を検討するのもよいでしょう。
トレード戦略に合わせて「期限なし」と「期限あり」を選択できます
少額の証拠金を担保に、より大きなポジションを保有することができます
商品CFDに加え、ETF、金関連の株式CFDや人気のノックアウト・オプションでも金を取引することが可能です
指値・逆指値注文など、損失リスクを管理・限定するツールもご利用いただけます
金の取引は、古代から金が非常に好まれていたこともあって世界中で人気があります。文化的価値と経済的価値の両方を備える金ですが、投資先として人気である理由には次のような点があります。
政治や経済の状態が不安定になると、投資先としての金の需要が高まります。金はインフレや通貨切り下げに対するヘッジツールとして使われることが多くあるからです。
例えば、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行が始まった際には市場のボラティリティが高まり、金の価格は2020年1月から5月の間に13%以上も上昇しました。投資家が不安定な市場の動きに対応するために、金を購入したことが一因と言われています。
しかし、一つの投資先に人気が集中しすぎると、やがて価格のバブルが発生するものです。それが崩壊すると価格が急変動する危険性があります。このため、他の市場に分散投資をしたり、ストップ注文を設定したりとリスクを管理することが大切です。
取引を始める前にトレードルールを作り、取引の計画を立てておきましょう。トレードルールを作っておくことによって、感情的な判断を避けることができます。金の取引にどのくらいの時間と資金を費やしたいのか、リスク管理ツールは何を使うか、といった詳細について事前に決めておくことは何よりも大切です。
金のCFD取引は、市場へのエクスポージャーを得るための一つの方法に過ぎません。金に関連する企業の株式やETF(上場投資信託)など、他の手段も取引スタイルに合わせて選択することができます。
チャートを使って、時間帯によって金がどのように動くのかを把握しましょう。IG証券の取引プラットフォームのチャートでは、最大4つの異なるタイムフレームを同時に比較することができます。また、価格変動をモニターするためのアラートを設定することも可能です。
また、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析も市場を分析する有効な方法です。
金をCFDで取引する場合、先物はスプレッドのみが取引コストとなります。スプレッドとは、売り価格と買い価格の差のことです。
スポット金(100トロイオンス) | NY金先物(100トロイオンス) | |
最小スプレッド | 0.3ドル | 0.6ドル |
スプレッドは、先物(期限あり)かスポット価格(期限なし)か、どちらの銘柄を選択するかによって異なります。スプレッドは先物の方が広いですが、日をまたいでポジションを保有する際に発生するファンディングコストがかからないため、長期の取引をする際にはコスト効率がよいと言えます。
商品CFDではなく金関連ETFや金関連株をCFDで取引する際には、スプレッドの代わりに手数料が発生します。
CFDはレバレッジ取引です。そのため、維持証拠金と呼ばれる少額の保証金を預けることで大きな金額の取引を行うことができます。レバレッジ取引についてくわしくはこちらのページからご確認ください。
CFD取引では、価格が予測通りに動くとレバレッジ効果により利益が拡大します。一方で、同様のレバレッジ効果により損失も大きくなるため、相場の急激な変動により証拠金以上の損失が発生することもあります。
銘柄名 | カテゴリー | 証拠金率(個人口座) | 証拠金率(法人口座) |
スポット金 | 商品CFD | 5%~ | 0.50%~ |
センタミン (Centamin PLC) | 株式CFD | 20%~ | 10%~ |
ペトロパブロフスク(Petropavlovsk PLC) | 株式CFD | 25%~ | 25%~ |
SPDRゴールド・シェア | ETF CFD | 20%~ | 10%~ |
ZKBゴールドETF | ETF CFD | 20%~ | 15%~ |
商品 CFDはもちろん、ノックアウト・オプションやバイナリーオプションでも金関連の銘柄を取り扱っています。
取引方法 | CFD 期限なし |
CFD 先物 |
ノックアウト・オプション | バイナリーオプション |
売り取引 | 可能 | 可能 | ベア(下落)の 買いポジションの 保有は可能 |
可能 |
ファンディングコスト | あり | なし | あり | なし |
取引期限 | なし | あり | あり | あり |
1 IGグループの財務情報よりグローバル大手CFD各社公表の財務データを比較(2022年10月時点、収益ベース)