【米国株】ナスダック100見通し(4/27):焦点は29日ハイテク決算、週後半の変動拡大を警戒
ナスダック100の週間予想。焦点は29日のハイテク決算。変動拡大を警戒。株価指数CFD「米国テク株100」、注目のチャート水準について詳細解説。
要点
- ナスダック100の4月上昇率は24日時点で15%高と、ダウ平均の6.2%高やS&P500の9.8%高を圧倒している。半導体株主導のAI相場の持続性が、今週のナスダック100を左右するだろう
- AI相場のトレンドは、29日の「クラウド3社」(アルファベット、アマゾン、マイクロソフト)の決算に左右されるだろう。現在のナスダック100は過熱相場が意識されやすい局面にある。さえない決算とFOMCのタカ派姿勢が重なれば急反落を警戒したい
- 株価指数CFD「米国テク株100」の週間想定レンジは26000-29000。週後半の上振れ・下振れを想定しておきたい
ナスダック100急騰、AI相場加速で4月15%高
4月の米国株は、3月の下落相場から一転して急反発している。特にナスダックは総合指数と100指数は24日時点で15%高と急騰。2020年4月以来の大幅高で、ダウ平均の6.2%高、S&P500の9.8%高を圧倒している。ナスダック急騰の背景にあるのが半導体株主導のAI相場だ。
ナスダック 月次騰落率:2020年以降
以下のS&P500セクター別パフォーマンスが示す通り、4月以降、情報技術セクターが指数のパフォーマンスを上回る状況にある。情報技術セクターの上昇をけん引しているのが、半導体・半導体製造装置のセクターであり、この点はSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の急騰とも整合的だ。一方、エネルギーセクターは3月の独り勝ち状態から一転し下落している。
これらの動きは、市場参加者が「中東相場」の先を早くも見据えていることを示唆している。
米株価指数と各セクターのパフォーマンス:4月1~24日
今週のAI相場を左右するハイテク決算
今週もナスダック100が強気相場を維持できるかどうかは、AI相場の持続性にかかっている。そのAI相場は、AIインフラに巨額の投資を投じているハイパースケーラーの決算次第となろう。25日のIG米国株レポートで述べた通り、29日引け後の「クラウド3社」―アルファベット(GOOGL)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、マイクロソフト(MSFT)の決算に注目したい。
ブルームバーグのデータによれば、4月の急騰相場を受けナスダック100の予想PERは23倍台へ上昇している。しかし、AI相場主導の株高が始まった2023年以降のトレンドを見ると、まだ割安の水準にあると言える。この点は、情報技術と半導体の両セクターも同じだ。29日のハイパースケーラー決算でAI・クラウド事業の成長性が投資家の期待に応える内容が続けば、AI半導体需要拡大の期待が半導体セクターを下支えすることが予想される。半導体セクターの上昇は、AI相場の加速を促す要因となろう。このケースでのナスダック100は、新高値の見極めが焦点となろう。
一方、ハイパースケーラーの決算で巨額の設備投資に見合うだけの成長性が示せない場合は、ナスダック100の反落を想定したい。
ナスダック100と各セクターの予想PER:2023年以降
今週28〜29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長をはじめ、FOMCの参加者がインフレ抑制重視の姿勢にあることが声明や会見で明らかになれば、年内の利下げ観測が後退することが予想される。
前述の通り、4月のナスダック100は15%高と急騰している。IG米国株レポートで述べた通り、「タカ派のFOMC」とさえないハイパースケーラーの決算が重なれば、週後半のナスダック100は急反落に直面する可能性がある。今週の株価指数CFD「米国テク株100」は、以下にまとめたチャート水準の攻防に注目したい。
米国テク株100のチャート分析、26000-29000の攻防
週明けの米国テク株100は買い先行でスタートし、強気地合いが続いている。週足チャートでトレンドを確認すると、13週線の下降が止まり、26週線と52週線は上昇トレンドを維持している。30分足チャートのアセンディング・トライアングルと三角保合い(トライアングル)のパターン形成も考えるならば、米国テク株100は次の節目水準28000のトライが視野に入る。30分足チャートのフィボナッチ・エクスパンション161.8%(27551)の突破は、28000をトライするサインと捉えたい。
ハイパースケーラーの決算次第では、週後半に米国テク株100は上振れすることが予想される。28000を完全に上方ブレイクすれば、V計算値の水準29000が視野に入ろう(週足チャート)。この水準を今週の上限と予想する。
注目のチャート水準:レジスタンス
・29000:上限予想
・28000:節目水準
・27551:フィボナッチ・エクスパンション161.8%
週足チャートの移動平均線との乖離が拡大し、米国テク株100は過熱感が意識されやすい局面にある。決算で投資家の期待を下回る内容が続けば、米国テク株100は調整売りに直面しよう。FOMC声明とパウエルFRB議長の会見で利下げ観測の後退も重なれば、急反落を警戒したい。
2025年10月下旬から2026年2月上旬にかけて、26000が強固なレジスタンスとして相場の上昇を止めた(週足チャート)。目先はこの水準がサポートラインへ転換するかが注目される。今週は26000を下限と想定し、まずは30分足チャートの27200と27000の攻防に注目したい。26000ラインと同じくいずれもサポートラインに転換するかが注目される水準だ。
注目のチャート水準:サポート
・27200:サポート転換の可能性あり
・27000:サポート転換の可能性あり
・26000:下限予想
米国テク株100 週足チャート:2025年以降
米国テク株100 30分足チャート:4月下旬以降
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