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アンジェスが続伸、新型コロナワクチン開発がWHOリストに掲載

・WHOのワクチン開発組織リストに掲載
・EPSやタカラバイオなども上昇

10日の株式市場でマザーズ上場の創薬ベンチャー、アンジェス<4563>が続伸。同社が大阪大学と手掛ける新型コロナウイルス感染症向けのDNAワクチンの共同開発が、世界保健機関(WHO)が公開するワクチン開発組織リストに掲載されたことが売買の手掛かりとなっている。

アンジェスは午後2時4分現在、前日比11円(1.55%)高の720円で推移している。取引序盤に一時、2.12%安の694円まで売られた。

アンジェスはこの日、DNAワクチンの共同開発がWHOの開発組織リストに掲載されたと発表した。

アンジェスと阪大の共同開発は、前臨床試験の段階にあるワクチン候補としてリストに掲載された。WHOによると、2日時点で第1相臨床試験にあるワクチン候補は2つのみ。

このワクチン開発はアンジェス、および大阪大学(臨床遺伝子治療学・健康発達医学)が保有するプラスミドDNA製品の開発実績に基づいて行われている。

アンジェスは3月26日、DNAワクチンのマウスやラット、サルなどの動物への投与を行い、抗体価産生力、有効性および安全性の確認のための非臨床試験を開始したと明らかにした。このプロセスを経ることで、初めて人への投与を行う臨床試験が可能になるという。

ダイセルなど関連各社も高い

3月5日付のリリースによると、不活化ウイルスをワクチンとする方法(弱毒化ワクチン)や遺伝子組換えウイルスタンパク質をワクチンとする方法に比べて、アンジェスの技術は安全かつより短期間で製造プロセスを確立することが可能。動物での非臨床試験を経て、早ければ半年以内に臨床試験に進みたい意向という。

ワクチンの構築・製造は、プラスミドDNAの製造技術と製造設備を有するタカラバイオ<4974>が担当する。タカラバイオは29円(1.37%)高の2141円で取引されている。

また化学品メーカーのダイセル<4202>が、火薬を駆動力として針を使わずに薬液を特定の組織内に送達する装置「アクトランザラボ」の技術を提供する。ダイセルは8円(1.01%)高の798円。

医薬品開発受託機関(CRO)のEPSホールディングス<4282>は新薬開発の治験支援や医薬品販売支援を行う。EPSは20円(1.76%)高の1155円で推移している。


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