アンジェスが続伸、コロナワクチン開発にシオノギファーマ参画

・中間体を分担製造へ
・10月に500人規模の治験実施と吉村知事

18日前場の株式市場でマザーズ上場の創薬ベンチャー、アンジェス<4563>が続伸。新型コロナウイルス向けDNAワクチンの大阪大学との共同開発で、シオノギファーマが中間体の分担製造でタカラバイオ<4974>の協力体制に加わると発表した。

アンジェスは前日比92円(4.25%)高の2255円での前引けとなった。前場の高値は4.85%高の2268円。

現時点での出来高はマザーズ2位の807万株超。

シオノギファーマは塩野義製薬<4507>の全額出資子会社で、医薬品の製造受託を展開する。

同ワクチン開発プロジェクトおいては、プラスミドDNAの製造技術と製造設備を保有するタカラバイオがワクチンの製造を担う。

中間体については、AGC<5201>の米子会社でCDMO(製造受託、製造方法の開発を受託・代行)事業に従事するAGCバイオロジクスがタカラバイオから製造を受託することがすでに発表されている。

ワクチン開発は、アンジェスと阪大(臨床遺伝子治療学・健康発達医学)が保有するプラスミドDNA製品の開発実績に基づいて行われている。アンジェスによると、DNAワクチンは弱毒化ワクチンとは異なり、病原体を使用しない。

アンジェスは阪大発のバイオ企業。

塩野義製薬は82円(1.21%)安の6694円、タカラバイオは5円(0.15%)安の3270円で前場を終えた。

吉村知事が会見

大阪府の吉村洋文知事は17日の記者会見で、アンジェスが開発を進めるコロナワクチンについて、10月に400~500人規模の臨床試験を実施すると述べた。

知事はまた、30日から大阪市立大学医学部付属病院の医療従事者を対象に治験を実施するとの16日の大阪市の松井一郎市長の発言を繰り返した。対象人数は20~30人という。

知事は今年中に10万~20万人分の製造が可能になるとし、来年春から秋の実用化を目指すと述べた。


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