『米株安→米ドル買い』のトレンドは変わらず / 株式市場との連動性が高い豪ドル相場に注目 / 豪ドル/米ドルのチャートポイント

今日のポイント:『"米株安→米ドル高" のトレンドは続いている。株式と連動しているのが豪ドル相場である。豪ドル/米ドルの焦点とチャートポイントについて』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

『米株安→米ドル買い』のトレンドは変わらず

昨日の外為市場は、米ドル買い優勢の展開となった。

米ドル買い圧力が高まった時間を確認すると、日本時間の午前4時前後からである。

この時間帯に米株は下げ幅を拡大した。

それに連動して米ドル買い圧力が高まった事実を考えるならば、『米株安→米ドル買い』のトレンドが続いていることがわかる。

米株とドルストレートの動向

米株とドルストレートの動向

株式市場との連動性が高い豪ドル相場に注目

現在の外為市場で米株(S&P500指数)との連動性が高い通貨と言えば、豪ドルである。

FEDの大規模な金融緩和政策によって現在の政策相場が始まったのが今年の4月。それ以降のデータを用いて米株と主要通貨ペア(対米ドル)の関係を相関係数で確認すると、先進国通貨の中では豪ドル/米ドル(緑の枠)が0.65と最も高い

現在でも豪ドル/米ドルが米株との高い連動性を維持しているということは、米株の動向次第で豪ドル/米ドルのトレンドが左右される可能性が高いことを示している。

一方、ドル円(赤い枠)は0.12と最も低い値となっている。これは、株高の局面では『米ドル安vs円安』の戦いとなり、株高の調整局面では『米ドル高vs円高』の戦いとなっているため、明確なトレンドが発生しにくいという現在のドル円の状況を示している。

米株と主要通貨ペアの相関係数

米株と主要通貨ペアの相関係数

数値だけではわかり難いので、実際に相関チャートで確認すると、株高の局面でも株高の調整局面でも明確なトレンドが見られないドル円は、ほぼ横ばいで推移している。

対照的に豪ドル/米ドルは右肩上がりの形状となっている。これは、株高ならば豪ドルが買われ(米ドルが売られ)、株高の調整局面では豪ドルが売られ(米ドルが買われ)やすいという明確な順相関のトレンドがあることを示している。

米株と主要通貨ペア(ドル円と豪ドル/米ドル)のチャート

米株と主要通貨ペア(ドル円と豪ドル/米ドル)の相関チャート

豪ドル/米ドルのチャートポイント

目先の焦点は21日MAの攻防となろう。今日現在、このMAは0.7188レベルで推移している。今月に入り、このMAが相場の反発を抑制している。

株高の局面でも21日MAの突破に失敗し続ける展開となれば、節目の0.70を視野に再び下落幅が拡大する展開を想定したい。

一方、21日MAの突破に成功する場合、次のターゲットは0.7413を起点とした短期レジスタンスラインのトライとなろう。今日現在、このラインは0.7254で推移している。

レジスタンスのラインであるだけに、突破に失敗し続ける展開が続けば、上昇トレンドから下落トレンドへ転換する可能性を市場の参加者に強く意識させると筆者は考えている。

この展開となっても下値の焦点は0.70台の維持となろう。同時に0.70を下方にブレイクする可能性を想定しておきたい。

豪ドル/米ドルのチャート

豪ドル/米ドルのチャート

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