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原油価格、イラン情勢で混乱 WTI一時76ドル 上昇見通しに根強さ

WTIは76ドル台をつけ、9日の119ドル台から低下。ただホルムズ海峡をめぐる悪材料は積み重なっており、原油価格への上昇圧力は根強い。

原油価格、イラン情勢で混乱 WTI一時76ドル 上昇見通しに根強さ 出所:Adobe Images

原油価格の混乱が続いている。原油先物市場の指標価格であるWTI(翌月渡し)は日本時間11日午前の取引で1バレル=83ドル前後で推移。一時は76ドル台をつける場面もあり、9日に記録した119ドル台から大きく値下がりが進んだ。10日未明にアメリカのドナルド・トランプ大統領がイラン攻撃終了の見通しを示したと伝わったことに加え、米海軍がホルムズ海峡を通過するタンカーの護衛に成功したとの情報が流れたことも下落要因となった。ただ、タンカー護衛成功は誤情報だったことから、WTIは再び上昇。サウジアラビアなど中東産油国は最大で合計日量670万バレルの減産を行ったとも報じられており、原油市場をめぐる不安は尽きない。WTIは依然として12月の安値からは1.5倍の水準にあり、イラン情勢の展開次第では改めて上昇圧力が強まる可能性がありそうだ。

WTIは一時76.73ドルまで下落 9日の119ドル台から35%安の水準に

WTI(翌月渡し、WTI原油)は日本時間11日午前10時53分段階で1バレル=82.96ドルで取引されている。ブルームバーグによると、午前2時台には76.73ドルをつける場面もあった。9日午前11時台につけた119.48ドルからは35.78%安にあたる水準だ。米CBSが10日午前4時台に、トランプ氏が電話インタビューでイラン攻撃の完了を示唆したと報じたことで、石油の重要通商ルートであるホルムズ海峡の封鎖が解消に向かうとの期待が広がったことが要因だ。

WTIの推移のグラフ

タンカー護衛成功は誤情報 サウジなどは最大合計日量670万バレルの減産実施か

また11日午前2時台にはクリス・ライト・エネルギー長官がSNSのXに「石油が世界市場に供給され続けるために、米海軍がホルムズ海峡を通過するタンカーを護衛することに成功した」と投稿したと伝わり、WTIが76ドル台まで下落するきっかけとなった。しかしこの投稿はすでに削除されており、ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官も米海軍による護衛の実施を否定している。このためWTIは午前7時台には88.59ドルまで上昇。5時間あまりで15%超の値上がりになる事態となった。

原油価格の乱高下の背景には、トランプ氏がイラン攻撃の終結の見通しを示したにも関わらず、ホルムズ海峡をめぐる不安が消えていないという事情がありそうだ。ブルームバーグは日本時間10日夜、「中東からの石油供給の削減が世界生産の6%に及んでいる」と報道。関係者の話としてサウジ、イラク、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェートの4か国が生産量を最大で日量670万バレル引き下げたとした。サウジの国営石油会社サウジアラムコのアミン・ナセルCEOは10日、現在の石油生産の急減について「中東の石油・ガス産業にとって最大の危機だ」と言及。生産急減が長期化すれば、「世界の石油市場に壊滅的な結果を招く」としている。

WTIは12月の安値からは1.5倍の水準 イラン交戦長期化で下落圧力の再拡大も

こうした中、足元のWTIの水準は依然として高水準だといえる。WTIの足元の価格は、米国とイスラエルによるイラン攻撃前日にあたる2月28日終値との比較では約24%高。また、ロシアとウクライナの和平協議進展への期待が広がっていた12月16日につけた54.98ドルとの比較では、約51%高くなっている。

WTIの推移と主な出来事のグラフ

一方、原油消費国の間では原油市場の危機的な状況への対応が模索されている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は日本時間11日朝、国際エネルギー機関(IEA)が加盟32か国に対して、1億8200万バレルの石油備蓄放出を提案したと報道。原油価格にとっての下落要因となった。ただ、イラン情勢は引き続き不安定で、米CNNはイランがホルムズ海峡に機雷の設置を始めたと報じているほか、サウジやイラクなど近隣国へのミサイルやドローンによる攻撃も伝えられている。イラン交戦が長期化すれば産油国の減産が積み重なることは避けられず、原油価格への上昇圧力が大きくなっていく可能性もありそうだ。


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