米株はレンジブレイク 重要性増す指標データ

Market Summary
17日の海外外為市場は円買い優勢の展開となった。週明けの主要な海外株価指数は軒並み下落。外為市場ではリスクを回避する円買い圧力が高まった。特にカナダドルでの円高が目立った。株安に加え、この日はNY原油価格が50ドルを割り込む展開となったことで、カナダ円は今月6日以来となる83.97まで下落する局面が見られた。一方、ドル円は安値112.67まで下落した。
米株は主要3指数が下落スタートとなった。FOMCを控える中、昨日発表された指標データが市場予想を下回ったことで投資家心理が悪化。また、メキシコ国境の壁建設を巡り与野党の対立が政府機関の閉鎖にまで発展する可能性が出ていることも相場の重石となった。ダウ工業株30種平均は前週末比507.53安の23,592.98で終了。一方、S&P500指数は同比54.01安の2,545.94で引けた。国際商品市況では、NY原油先物1月限が前日比1.32ドル安の1バレル=49.88と続落。引き続き世界経済の先行き不透明感が意識された。一方、NY金先物2 月限は対ユーロでの米ドル安と世界的な株安を背景に、前日比10.4ドル高の1トロイオンス=1251.8と3営業日ぶりに反発して終えた。

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Market Analysis
週明けのS&P500はレンジの下限2,600ポイントを下方ブレイクした。ダウ平均も同じく24,000ポイントの下限を下抜け、さらなる株高の調整シグナルが点灯した。目先の焦点はFOMCでFEDのスタンスを確認することにある。だが、利上げペースの後退観測が出ているにもかかわらず米国株式がレンジを下方ブレイクしてきたこと、そしてFED自身が今後の指標データ次第でよりフレキシブルに経済政策を遂行することを11月のFOMCで議論していた点を考えるならば、今後米国株式のトレンドを大きく左右するのは指標データである。本日は個人消費の動向を左右する住宅関連指標が発表される。不動産業者の景況感を示す12月NAHB住宅市場指数は56と2015年5月以来の水準まで低下。メキシコ国境問題とそれに絡んだ政府機関の閉鎖リスクまでが意識されているタイミングで、本日の住宅関連指標が市場予想を下回るならば、米国市場は「株安/金利低下」が継続しよう。この場合、外為市場では米ドル売りが続くと同時に円が買われる展開を想定している。逆に指標データが市場予想を上回る場合は、米株安の圧力が後退しよう。だが、FOMCを直前に控えていることを考えるならば反発は限定的となろう。

本日のドル円は上値の重い展開を想定している。下限を短期サポートライン(112.10)と想定し、まずは標準誤差回帰分析バンドの下限が推移している112.40前後の維持が焦点となろう。このテクニカルを下方ブレイクする場合は、重要サポートポイント112.20トライのシグナルと想定したい。一方、反発する場合は113円台の再上昇が焦点となろう。これを達成する場合、113.50、113.60および114.54を起点とした短期レジスタンスラインが推移している113.85を反落ポイントとして意識したい。112.50から112.00にかけては断続的にビッドが観測されている。一方、113.70から114.00にかけては断続的にオファーの観測あり。
一方、ユーロドルは1.13台を中心に売り買いが交錯する展開を意識したい。21日MAの上方ブレイクは1.14トライのシグナルと想定。だが、ユーロ圏経済に対する不透明感が意識されている現状を考えるならば、1.1400前後で反落するリスクを警戒したい。1.1370から1.1400にかけてはオファーが観測されている。

【チャート1:米株の動向】

S&P500 NYdow ダウ平均

【チャート2:ドル円】

ドル円 USDJPY

【チャート3:ユーロドル】

EURUSD ユーロドル

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