日本株と米GDPに注目

Market Summary
26日の海外外為市場は米ドルを買い戻す動きとなった。ECBイベントでは目新しい材料はなく、現行の金融政策について来夏までの据え置きを再度強調。これを受けユーロドルは、安値1.1637まで下落した。一方、ドル円は、本日発表の4-6月期米GDPへの期待もあり欧州タイムで付けた安値110.58から切り返すと、高値111.24まで上昇する局面が見られた。
米株は強弱まちまちの展開となった。米欧貿易摩擦の懸念が後退したことでダウ平均は、前日比112.97ポイント高の25,527.07と3日続伸。一方、ナスダック総合指数はフェイスブックが一時20%安と急落した影響を受け、同80.054ポイント安の7852.185で終了した。NY原油先物9月限はサウジアラビアによる紅海経由での輸出を一時停止するとの声明を受け、前日比0.31ドル高の1バレル=69.61と3日続伸。一方、NY金先物8月限は対ユーロでの米ドル買戻しを受け、前日比6.1ドル安の1トロイオンス=1225.7と反落して終えた。

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Market Analysis
26日のドルインデックスは大陽線の示現により、かろうじて短期サポートラインを維持した。昨日の反発は、5月以降から続くアセンディング・トライアングルの継続を意味する。米ドル安の調整圧力がひとまず後退したことで、ドル円も反発した。だが、通貨オプション市場ではドルプットの需要が根強く、また短期リスクリバーサルも下方に拡大中。米ドル高に加え、米株が高値圏での攻防を維持し、長期金利が3.0%の水準を視野に反発基調を保っているにもかかわらず昨日のドル円の上昇率が0.23%と抑制された事実は、円高圧力がにわかに高まっていることを示唆している。この観測が正しいならば、日銀の金融政策検討の可能性が外為市場で重要視されている可能性があろう。これまでは米株を中心に株式動向を注視してきたが、来週30-31日に日銀の会合が予定されていることを考えるならば、本日以降、国内株式の動向も注視する必要があろう。海外の株高トレンドとは対照的に日本株の上値が重くなるならば、ドル円の上値も抑制される展開を想定したい。目先のレジスタンスポイントは111.60で変わらず。このレベルの突破に失敗する場合、短期サポートラインおよび50日MAの再トライを警戒したい。一方、111.60の突破に成功する場合、次のターゲットは10日MA(今日現在111.77レベル)となろう。110.50にはビッド、111.50-80ゾーンにはオファーがそれぞれ観測されている。
一方、ユーロドルは、目下のところ唯一の買い材料だった早期利上げ観測が後退し、且つテクニカル面ではトライアングルの上限(今日現在1.1740)で見事に上値がレジストされた状況も考えるならば、本日は下値トライを警戒したい。焦点はトライアングル下限(今日現在1.1590)の維持となろう。ユーロドルで下押し圧力が高まるタイミングとして、本日の4-6月期米GDP発表後を想定したい。トライアングル下限の下方ブレイクはさらなる下落シグナルとして警戒しし、重要サポートポイント1.1506トライを想定したい。1.1550、1.1520および1.1500にはビッドが観測されている。一方、1.1750-60にはオファーの観測あり。


【チャート①:ドルインデックス】

dollar index us 10 years yield ドルインデックス 米10年債利回り

【チャート②:ドル円】

ドル円 USDJPY

【チャート③:ユーロドル】

EURUSD ユーロドル

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