FEDのスタンスと米株の反応

Market Summary
18日の海外外為市場は、主要な先進国通貨に対して米ドル売り優勢の展開となった。ドル円は欧州タイムに安値112.23を付ける局面が見られた。その後反発するも、米長期金利の低下と終盤に米株が失速したことを受け、112.60台で上値が抑制された。一方、ユーロドルは欧州タイムに付けた高値1.1402から下落するも、米独利回り格差の縮小傾向を受け1.13ミドル前後でサポートされた。
米株は主要3指数が上昇した。しかしFOMCを見極めたいとの思惑が相場の重石となり、終盤に上げ幅が縮小する展開に。S&P500指数とダウ平均は小反発で引けた。国際商品市況では、NY原油先物1月限が前日比3.64ドル安の1バレル=46.24と大幅に続落した。国際貿易摩擦による需要の後退観測と米ロ両国が供給を増加するとの懸念が売り要因となった。一方、NY金先物2 月限は外為市場での米ドル売りを受け、前日比1.80ドル高の1トロイオンス=1253.60で終了した。

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Market Analysis
FOMC後、最も注視すべき市場は米国株式である。これまで“段階的利上げ”というスタンスをFEDは貫いてきた。今回のFOMCで、2019年以降は経済情勢に合わせフレキシブルに政策を遂行していくことを表明し、且つ最新予測で利上げペースの後退が確認される場合、米株にとってはポジティブ要因である。FEDのスタンス変更は米長期金利の低下要因であり、長期金利の低下は米ドル売り圧力を高めよう。だが、FOMCが米株の反転をサポートするならば、金利低下圧力の相殺要因となり、結果米ドル相場の下落幅も限定的となろう。問題はFEDのスタンス変更を受けて尚、米株が下落トレンドを形成する場合である。このケースでは、FEDの動向よりも米経済の先行きに市場が根強い懸念を抱いていることの証左となろう。よって、その懸念を払しょくするにはひとつひとつの指標データを確認する必要がある。

本日のドル円で最も注視すべきテクニカルは、5月安値108.10を起点とした短期サポートラインである。このラインは今日現在112.20前後で推移しており、標準誤差回帰分析バンドの下限とクロスしている。11月以降112.20でサポートされている状況とビッドが観測されていることも考えるならば、このラインの攻防は本日の重要サポートポイントとして意識したい。FOMCで米ドル安圧力が高まり、且つ米株の下落トレンドが続くならば、ラインブレイクを警戒すると同時にリトレースメント61.80%の水準111.60レベルのトライを警戒したい。一方、上値の焦点は21日MAのトライとなろう。
ユーロドルはハト派のFOMCを予測し、1.14トライを想定している。1.1450を突破する場合は、1.1500を上限に高値を探る展開となろう。オファーが観測されている1.1420、1.1450、1.1480を反落ポイントとして意識したい。一方、下値の焦点は1.1300の攻防となろう。このレベルではオプションバリアの攻防が想定される。1.12台の攻防となる場合、最初のサポートポイントは1.1260となろう。このレベルにはビッドの観測あり。

【チャート1:ドル円】

USDJPY ドル円

【チャート2:ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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