米金利にらみの外為市場

米株は最高値圏での攻防を維持しています。この状況が続く限り、外為市場のトレンドは米金利の動向に左右される展開が続くと予測します。ドル円も株式動向よりも金利動向に影響を受けるでしょう。今日のマーケットレポートをご覧ください。

Analysis Highlights

・米金利にらみの外為市場

18日の米長期金利(以下米金利)は、指標データとFEDスピーカー達の言動に右往左往する展開となった。NYタイム序盤は市場予想を上回った7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数の結果を受け、2.078%まで上昇する局面が見られた。しかし、ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁とクラリダFRB副議長が利下げについて積極的なスタンスを示したことで、一転して2.0225%へと急低下した。米株が終盤にかけて上昇したことで、外為市場では「米ドル売り/新興国通貨買い」の展開に。このレポートで再三指摘してきた外為市場のトレンドパターンが未だ健在であることが確認できた。米株は最高値圏での攻防が継続中。18日のレポート「米株のボラティリティとリスク要因」で指摘したS&P500指数のボラティリティ水準は7.93%。ボラティリティの拡大シグナルとなる6.0%の水準を視野に低下している状況は警戒すべきだが、現状、FEDの緩和スタンスが強く意識されている。この状況(米株高)が続く限り、外為市場のトレンドは米金利の動向に左右されよう。その米金利は指標データにらみの展開が続こう。本日は7月ミシガン大学消費者態度指数速報値が発表される。市場予想(98.5)以上ならば米金利の反発と米ドルの買戻し、逆に市場予想以下ならば米金利の低下継続と米ドル売りを予想する。

【米株とボラティリティ】

S&P500 ボラティリティ

・ドル円とユーロドルの展望

米株の状況を考えるならば、本日のドル円も米金利の動向次第でトレンドが左右されよう。上値の水準が徐々に切り下がっている状況やドルプットの需要が徐々に高まっていることを考えるならば、意識すべきは107.00の再トライである。このレベルにはビッドの観測あり。107.00ブレイクとなれば、次の焦点は先月25日安値106.77の維持となろう。一方、「良好な指標データ→米金利の反発」局面ではドル円の反発を予想する。上昇幅は米株の動向次第となろう。「株高 /金利反発」ならば21日MA(107.94前後)のトライを予想する。「株安/金利反発」のケースでは107円前半で上値の重い展開となろう。
ユーロドルのトレンドも引き続き米指標データと金利動向に左右されよう。攻防分岐を21日MA(1.1285前後)と想定し、冴えない米指標データで金利が低下する場合は、このMAの突破を予想する。だが、7月上旬に上値をレジストした1.1310-20ゾーンでの反落を警戒したい。1.1290および1.1310にはオファーが観測されている。一方、下値の焦点は1.12台の維持である。1.1200には重要サポートポイント1.1180を起点とした短期サポートラインが推移している。また、1.1200から1.1180にかけてはビッドの観測あり。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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