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米金利にらみの外為市場

「米金利の反発→米ドル買い」のパターンは健在。しかし、米金利がこのまま反発基調を維持できるかどうかは、パウエル証言とインフレ指標データ次第でしょう。外為市場は引き続き米金利の動向に左右される状況が続くでしょう。マーケットレポートをご覧ください。

Analysis Highlights

・米金利にらみの外為市場

8日の海外外為市場は、主要な先進国通貨に対して米ドル買い優勢の展開となった。主因は6月雇用統計の内容を受けた米長期金利の反発基調にある。だが、現状は6月FOCM後のキャップ水準である2.07%の水準以下で推移している。この状況は、FEDによる利下げが投資家に強く意識されていることを示唆している。よって、「米金利の反発→米ドルの買戻し」の持続性は、8日のレポート「米指標データ、FEDスピーカーそして米金利の反応」で指摘したインフレ指標データおよびパウエル証言次第となろう。
今回の米金利反発の局面でもうひとつ興味深いのが、下落基調にある米株である。結論から言うと、今回の下落は最高値更新後の単なる調整と考えている。米金利が2.07%の水準以下で推移していること、各ボラティリティ指数の水準が未だ20ポイント以下で推移していること、そして米金利の上昇にも関わらず、昨日の外為市場ではリスク性の高い新興国通貨の一角(メキシコペソ、ブラジルレアル、ロシアルーブル)が買われた一方、米株安にも関わらず日本円が対主要先進国通貨で軒並み下落したことを考えるならば、調整終了後、米株は再び緩やかな上昇トレンドへ回帰すると予測する。株高基調の継続を想定する場合、外為市場のトレンドはやはり米金利の動向次第で決定されよう。

【米長期金利と米株のボラティリティ指数】

US 10 years yield VIX 米10年債利回り ボラティリティ指数

・ドル円とユーロドルの展望

米株安でも上値トライとなった昨日の状況を考えるならば、本日のドル円も底堅い展開を予想する。上値の焦点は、昨日の高値108.80レベルの攻防である。この水準は6月の重要レジスタンスポイントでもある。「米株高 /米金利上昇」の展開ならば108.80レベルの突破と109.00トライを予想する。108.90-109.00にはオファーが観測されている。109円台の攻防へシフトする場合、最も注視すべきレジスタンスポイントは5月下旬に相場をレジストし続けた109.60レベルの攻防である。109.50にもオファーが観測されている。一方、下値の焦点は108円台の維持である。テクニカル面では21日MA(108.06前後)の維持に注目。108.50および108.20の各水準ではオプションバリアの攻防が想定される。
ユーロドルは、引き続き米金利の動向でトレンドが左右されよう。米金利の反発基調が続くならば下値トライを予想する。ビッドが観測されている1.1200を下方ブレイクする場合、次の下値ターゲットは1.1180(6/18安値)となろう。一方、米金利が低下する場合、ユーロドルは反発しよう。だが、ユーロ圏の経済状況、ECBによる追加緩和の観測を考えるならば、21日MA(1.1287前後)までの反発が限界と予想する。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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