コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

「株高 / 米金利低下」の状況と外為市場の動向

昨日の米ドル売りはFEDのインパクトの大きさを再認識させました。「株高/米金利の低下」が続くと想定する場合の外為市場で最も買われやすい通貨は?ドル円とユーロドルの焦点は?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

Source : Bloomberg

Analysis Highlights

・「株高 / 米金利低下」の状況と外為市場の動向

6月FOMCの結果を受け、米国株式市場ではS&P500種株価指数が史上最高値を約2カ月ぶりに更新した。一方、米債券市場では、長期金利が節目の2.0%を完全に下方ブレイクし、1.974%まで低下する局面が見られた。「株高 / 米金利低下」の状況下で、最も買われやすい通貨は新興国通貨である。「株高=リスク選好」の恩恵と「金利低下=米ドル安」の恩恵を最も受ける通貨だからだ。後者の恩恵をより意識するならば、資源国通貨としての特徴も持つ新興国通貨の買い圧力が短期的に増すと考えられる。事実、20日のNY原油先物(WTI)が前日比5%以上上昇したことを受け、原油価格との相関性が高いロシアルーブルは昨日、対米ドルで1.45%上昇した。次いで銅の産出国であるチリペソが0.97%上昇した(同じく対米ドル)。また、ユーロドルも後者の恩恵を受ける通貨となろう。昨日は大陽線が示現し、1.13台を回復する局面が見られた(高値1.1317)。だが、年初から高値の水準が切り下がっている状況を「比較優位」の問題で考える場合、市場は未だ「米ドルの方がマシ」と判断している状況に変化はみられない。米欧緩和対決とそれに伴う通貨売りという共通した状況の中で、「ユーロの方がマシ」という観測が高まるためには、6月上旬に上値をレジストした1.1350レベルを完全に突破することが目先の条件となろう。
一方、ドル円だが、世界的な米ドル安圧力の前に「株高=リスク選好」の影響が無いに等しい状況となっている。現在の「米金利低下→米ドル安」は明らかに7月FOMCを先取りした動きであり、来週以降は調整の米ドル買戻しが散見されよう。だが、下記で述べるテクニカル面の状況を考えるならば、中長期的に注視すべきは新たな下値の水準である。

【米国市場の動向】

S&P500  US 10yt 米10年債利回り

・ドル円とユーロドルの展望

今日のドル円は、米ドル買戻し(調整相場)による反発を予想する。だが、米金利低下の影響が株高のそれをはるかに凌駕している現在の状況を考えるならば、上昇幅は限定的となろう。これまで相場をサポートしてきた107.80がレジスタンスへ転換するかどうか、この点を見極めたい。尚、このレベルにはオファーが観測されて始めている。より注視すべきは、戻りの水準よりも新たな下値の水準である。変則的ながらも112.20レベルでダブルトップを形成し、その後短期レジスタンスラインが形成された。そのラインに並行し21日MA(108.52前後)が推移し、4月下旬以降相場をレジストし続けているというテクニカルの状況を考えるならば、明らかにトレンドは下方にある。新たな下値水準の候補をフィボナッチ・プロジェクションで予測すると、61.80%の水準106.46が浮上する。
ユーロドルは1.1300前後での売り買い交錯を予想する。トレンドは米金利の動向次第だが、引き続き低下基調となる場合は、昨日高値1.1317の突破が焦点となろう。このレベルを突破する場合は1.1340レベルが次のターゲットとして浮上するが、ECBの追加観測と米ドルの調整買いの可能性を考えるならば、この水準までの上昇が限界と予想する。1.1330から1.1350にかけてはオファーが観測されている。一方、下値の焦点は1.12台の維持で変わらず。1.1200前後にはビッドの観測あり。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IG証券のFXトレード

  • 英国No.1 FXプロバイダー*
  • 約100種類の通貨ペアをご用意

* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)

リアルタイムレート

  • FX
  • 株式CFD
  • 株価指数CFD

※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。

モーニングメール

ストラテジストによる「本日の予想レンジとトレンド」を毎朝※無料でお届け中! ※メール送信は基本的に月~金の平日を予定しておりますが、ストラテジストの都合により予告なく送信を行わない日がございますので、予めご了承ください

弊社の個人情報保護方針・アクセスポリシーにご同意の上、申し込みください。

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。