次の焦点は米国の指標データ

米国企業の決算がピークアウトを迎える中、次の焦点は米中通商協議の行方と米国の指標データとなるでしょう。前者は新たな報道待ち状態です。今日は雇用統計とISM製造業景況指数に市場の関心が集まると思われます。詳細は本日のマーケットレポートをご覧ください。

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Analysis Highlights

・市場の関心は米中通商協議と米国の指標データへ

1月31日の海外外為市場はユーロ売りの展開となった。この日の講演でバイトマン独連銀総裁はドイツ経済の下振れリスクについて言及。ドイツ経済の減速が改めて意識され、ユーロドルは1.15台で上値が抑制された。ユーロ売りは米ドル相場のサポート要因であるが、その影響が限定的であることは先月25日のレポート「ユーロ相場と米株の影響」で指摘済み。現在、米ドル相場は長期金利との連動性を高めている。その長期金利は低下傾向にあり、昨日は2.62%を割り込む局面が見られた。FEDのハト派スタンス転換が確認された以上、今年の米長期金利は低下圧力に直面し続けよう。NY原油価格が50ドル前半で抑制状態にあることも考えるならば、金利低下圧力の後退要因として注視すべきは米株の動向である。S&P500指数は昨年10月高値2,939を起点とした短期レジスタンスラインの突破に成功し、リトレースメント61.80%の水準2,713レベルを視野に反発基調が続いている。このテクニカルをも突破する場合は、重要レジスタンスポイント2,820を視野に上昇幅の拡大が予想される。決算がピークアウトを迎える中、米株のトレンドを左右する次の焦点は米中通商協議の行方と米指標データにシフトしよう。前者は新たな報道待ち状態。後者は1月雇用統計と同月ISM製造業景況指数に市場の関心が集まろう。

【チャート1:S&P500】

S&P500

・ドル円、ユーロドルともに米指標データにらみ

本日のドル円は米指標データにらみの展開となろう。上記の指標データが市場予想を上回る場合、米国市場はリスク選好(=株高/金利反発)の展開が想定される。このケースでは、米ドル相場の反発を予想する。逆に指標データが総じて市場予想を下回るケースでは「米株反落→長期金利低下→米ドル売り」を想定したい。問題は強弱まちまちのケースである。特に警戒すべきはISM製造業景況指数の内容となろう。前回に続き市場予想以下となれば、米中貿易摩擦の悪影響が意識されることで米株の反落を警戒したい。本日の上値の焦点は、レジスタンスポイントとして意識されている109.50となろう。この水準の突破に成功する場合、109.80レベルまでの反発を想定している。一方、下値の焦点は108円台の維持となろう。108.00にはビッドの観測あり。
ユーロドルは1.1400-1.1500をコアレンジと想定。ドル円と同じく、本日の米指標データ次第でトレンドが決定されよう。良好な米指標データが確認され続落する場合は、21日MA(1.1405)の攻防を注視。1.1400にはビッドが観測されている。一方、上値の焦点はリトレースメント76.40%の水準1.1503および昨日高値1.1515のトライとなろう。米指標データが総じて市場予想を下回る場合、この展開を想定している。

【チャート2:ドル円】

USDJPY ドル円


【チャート3:ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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