FEDが政策を転換しない限り米ドル安トレンドは続く / ユーロドルは1.1820レベルの攻防が焦点

今日のサマリー。パウエルFRBは先行きについて警戒している。FEDの超緩和政策は長期化する。FEDが政策転換をしない限り米ドル安のトレンドは続く。ユーロドルのチャートポイント。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

FEDが政策を転換しない限り米ドル安トレンドは続く

昨日の米株は主要3指数が上昇した。

米株高を受け、外為市場では米ドル安トレンドが続いた。

対ユーロでは一時1.1805と、2018年9月24日以来となる水準まで米ドル安が進行した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)でパウエルFRB議長は、新型コロナの影響により個人消費が減速している点について言及。
また、設備投資の回復の遅れについても懸念を表明した。

日ごとの新型コロナの感染者数に再び頭打ち感が出ているものの、米国は現在感染第2波ともいえる状況に陥っている。
米国外では中国との対立が激化している。

そして29日のレポート「ドル円はひとまず調整の反発を予想 / 米ドル相場は株式にらみ」でも指摘したとおり、追加の経済対策を巡る米議会の混迷も考えるならば、パウエルFRBは現行の超緩政策を維持せざるを得ないだろう。

現在の米ドル安がFEDの政策により演出されている事実を考えるならば、FEDが政策を転換しない限り現在の米ドル安トレンドは継続するだろう。


ユーロドルは1.1820レベルの攻防が焦点

FEDによって演出されている現在のマーケットは「株高→米ドル安」「株高の調整→米ドル高」という特徴を持つ。

現在の米株は上昇トレンドにあることから、外為市場では引き続き米ドル安トレンドをより意識する展開が続こう。

今日は、テクニカルの面で重要なポイントに差しかかっているユーロドルの動向に注目したい。昨日は2018年9月以来となる1.18台の上昇を達成した。

米株高トレンドが続く場合、目先の焦点はフィボナッチ・リトレースメント61.80%の水準にあたる1.1820レベルの攻防である。
この水準は2018年5月から9月までユーロドルの上値を抑制し続けた経緯がある。
その後、
ユーロドルが下落トレンドへ転じるきっかけとなったポイントでもある。

米株高トレンドが続いていることを考えるならば、1.1820レベルを突破する可能性は高いだろう。
このケースでは、次のレジスタンスポイントを探る展開となろう。

テクニカルからこのポイントを探ると、フィボナッチ・プロジェクション61.80%の水準1.2004が浮上する。
節目の1.20という水準であることも考えるならば、1.1820レベルと同じく、重要レジスタンスポイントとなる可能性があろう。

なお、1.1850にはオファーが観測されている。

一方、米株高の調整局面では、米ドルが買い戻される展開となろう。

本日、米株が反落する場合、焦点は1.1700レベルの維持となろう。
今月28日と29日は、この水準前後でサポートされた経緯があり、ビッドも観測されはじめている。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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