テラが高い、新規がん抗原ペプチド特許が欧州と香港で成立

19日の株式市場で創薬ベンチャーのテラが続伸。新規がん抗原ペプチドに係る特許が欧州と香港で成立したと発表した。

19日の株式市場でジャスダック上場の創薬ベンチャー、テラ<2191>が続伸。保有する新規がん抗原ペプチドに係る特許が欧州と香港で成立したと発表したことが買い材料になっている。

前場終値は前日比29円(2.43%)高の1220円。一時、3.44%高の1232円まで買われた。

同社の18日付のリリースによると、樹状細胞ワクチン療法に用いられる今回の新規がん抗原ペプチドは、単一のがん種のみならず、複数のがん種の治療に用いることができる。

キラーT細胞のみを活性化する従来のがん抗原ペプチドとは異なり、ヘルパーT細胞を効率よく活性化することで、がん特異的キラーT細胞を増強する。ステルスがん抗原など次世代の「変異したがん抗原」や「がんに隠されたがん抗原」が今後見つかった場合、本特許を利用することが可能になる。

本件が2020年12月期の連結業績に与える影響は軽微で、公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示するという。

日本と中国ではそれぞれ2016年と19年に特許が成立している。

コロナ治療薬開発

テラとセネジェニックスジャパンは新型コロナウィルス感染症に対する間葉系幹細胞を用いた治療法の開発に向けて、メキシコで臨床試験に取り組んでいる。この臨床試験は両社の共同研究契約に基づき、テラが費用を負担し、セネジェニックスジャパンが推進する形で行われている。

4月下旬の同研究契約の発表後、テラの株価は上伸。6月9日に2175円の年初来高値を付けた。


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