アンジェス続伸、新型コロナ向けワクチンの動物試験開始

・アンジェス、一時4カ月ぶり高値
・クラボウなどコロナ検査関連銘柄にも買い

26日の株式市場でマザーズ上場の創薬ベンチャー、アンジェス<4563>が4日続伸。開発中の新型コロナウイルス向けワクチンについて、動物への投与を行う非臨床試験を開始したと前引け後に発表したことが材料になった。コロナウイルスの検査キットを輸入販売する繊維メーカーのクラボウ<3106>も高い。

アンジェスの終値は前日比2円(0.28%)高の718円。一時、8.52%高の777円まで買われ、昨年11月以来約4カ月ぶりの高値を付けた。

商いが膨らみ、出来高は東証全市場で12位。マザーズでトップとなった。

アンジェスはマウスやラット、サルなどの動物への投与を行い、抗体価産生力、有効性および安全性の確認のための非臨床試験を実施する。このプロセスを経ることで、初めて人への投与を行う臨床試験が可能になるという。同社は24日に非臨床試験準備が整ったと発表していた。

ワクチン開発はアンジェス、および大阪大学(臨床遺伝子治療学・健康発達医学)が保有するプラスミドDNA製品の開発実績に基づいて行われる。

5日付のリリースによると、不活化ウイルスをワクチンとする方法(弱毒化ワクチン)や遺伝子組換えウイルスタンパク質をワクチンとする方法に比べて、アンジェスの技術は安全かつより短期間で製造プロセスを確立することが可能。同社は動物での試験を経て、早ければ半年以内に臨床試験に進みたい意向という。

ワクチンの構築・製造は、プラスミドDNAの製造技術と製造設備を有するタカラバイオ<4974>が担当する。

タカラバイオは後場で一段高となり、70円(3.38%)高の2139円で引けた。

新型コロナ検査

東京五輪の延期が決まったことで、新型コロナウイルスへの感染の有無を診断する検査が今後増加するとの思惑が一部で広がり、前日から検査関連銘柄に買いが入っている。

前述のタカラバイオは新型コロナウイルスPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査用試薬と機器を取り扱う。親会社の宝ホールディングス<2531>は15円(1.87%)高の818円で引けた。

クラボウは109円(4.72%)高の2416円で取引を終えた。同社は16日、提携先の中国検査薬大手が開発したイムノクロマト法のウイルス検査キットを輸入して発売した。


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