米国ウィークリー 2018/8/21号

投資家の慎重姿勢が転換?

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  • 注目のアプライド・マテリアルズ(AMATエヌビディア(NVDAの決算は、5-7月期が市場予想を上回る大幅増収増益となったが、8-10月期計画が市場予想を下回った。翌8/17の株価は、それぞれ前日比▲7.7%、▲4.9%と売られた。AMATは、顧客の半導体受託製造会社が短期的に投資を抑制していると発表。一部アナリストは目標株価を引き下げたが、同社が長期的には強気見通しを示している面を評価し、大半のアナリストの投資判断は「買い」継続となった。

    NVDAは、需要が急増していた仮想通貨マイニング向けのグラフィックス用半導体の需要が想定外の急減となった。ただ、ゲーム関連事業やデータセンター事業は、引き続き大幅な拡大が確認された。アナリストの投資判断は同様に、大半が買い推奨であり、一部のアナリストは目標株価を引き上げた。株価下落の影響が波及した関連企業を含め、株価の落ち着きを確認したいが、当社では半導体を中心にハイテク株は、長期的に見て投資の好機にあると見ている。
  • 世界的には、トルコショックが尾を引き、新興国市場を中心に通貨や株価が下落し、米国株も値幅が大きくなる局面があった。ただ、過去5営業日でNYダウは1.41%高、S&P500が0.59%の上昇と堅調な推移となった。NYダウ構成銘柄では、5-7月期の良好な決算を発表したウォルマート(WMTは、通期業績見通しを上方修正したこともあって株価が急伸。米既存店売上高が前年同期比4.5%増と市場予想を大幅に上回ったほか、ネット通販の売上高は同40%増と伸びが加速。ネット通販は積極的な先行投資から赤字拡大の見通しであるが、アマゾン・ドット・コム(AMZNに対抗するため競争力を高めている模様である。

    株式市場ではトルコの他、米国によるイランや中国への制裁など不透明要因も多い。一方で米中通商協議再開により、投資家が慎重姿勢を転換する可能性もある。資本財セクターのキャタピラー(CATなど関連銘柄の株価動向を注視したい。また、FOMC(7/31-8/1)の議事録公表、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演など、金融政策や景気に関する内容次第では、投資家が積極的にリスクを取る局面も想定される。利上げのペースや打ち止め時期、インフレや景気動向についての見方などが注目ポイントとなろう。金利が再び上昇となる可能性もあり、銀行を中心に金融株の動向にも注目したい。(庵原)
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S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率(8/17現在)

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■主な企業決算 の予定
●8月21日(火):BHPビリトン
●22日(水):アナログ・デバイセズ
●23日(木):アリババHP

■主要イベントの予定
●8月21日(火):
・トルコ市場休場(24日まで)
●22日(水):
731日-81日会合分のFOMC議事録
7月の中古住宅販売件数
●23日(木):
カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム(ジャクソンホール、25日まで)
米、中国製品160億ドル相当への関税25%発動
中国、米製品160億ドル相当への関税25%発動
・18日終了週の新規失業保険申請件数
・6月FHFA住宅価格指数
7月の新築住宅販売件数
・ユーロ圏8月の総合・製造業・サービス業PMI(速報値)
・ユーロ圏8月の消費者信頼感指数(速報値)
●24日(金):
パウエルFRB議長、ジャクソンホールで講演
7月の耐久財受注
・独4-6月のGDP(改定値)
●25日(土):
・北朝鮮、先軍の日

(Bloombergをもとにフィリップ証券作成)


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