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外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

VIX指数の動向に注目

Market Summary

11日の海外外為市場は、米ドル売り優勢の展開となった。この日発表されたインフレ指標が市場予想を下回り且つ米株が続落したことを受け、米長期金利は3.124%まで低下する局面が見られた。金利の低下を受けて、外為市場では米ドル売り圧力が高まった。ユーロドルは高値1.1599まで上昇する局面が見られた。一方、ドル円は安値111.83まで下落。その後買戻しが入るも上昇幅は限られ、112円前半で上値の重い状況が続いた。

米株は主要3指数が続落。リスク回避の流れを引き継ぎ、ダウ平均は前日比545.91安の25,052.83と3日続落した。ナスダック総合株価指数は、同比92.989ポイント安の7329.061と5月8日以来の安値水準で引けた。国際商品市況では、NY原油先物11月限が前日比2.20ドル安の1バレル=70.97と続落した。リスク回避相場に加え、米国の原油在庫が3週連続の増加となったことも相場を圧迫した。一方、NY金先物12 月限はリスク回避と対ユーロでの米ドル安がサポート要因となり、前日比34.2ドル高の1トロイオンス=1227.6と3日続伸して引けた。

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Market Analysis

11日の米国株式市場では、S&P500指数が2016年安値1810.10を起点とした長期サポートラインとそれに並行している52週MAを一時的に下方ブレイクする局面が見られた(チャート①)。VIX指数は、リスク回避本格化の水準25ポイントをつっかける状況となっている(チャート②)。25ポイント以上となれば、2月のリスク回避相場の再来を警戒したい。そのような状況となる場合、注視すべきはドル円の下落幅拡大である。11日の主要通貨騰落率を確認すると、米ドルは対先進国通貨で全面安となった。一方、対新興国通貨ではブラジルレアル以外軒並み下落。現在のリスク回避局面では米ドルが売られ易い状況となっていることを昨日の動きは示唆している。従来、リスク回避の局面では米ドル買い圧力が高まり易い。しかし、現在は逆の動きとなっている。その理由は米長期金利の低下との相関性にあろう。利回りスプレッドと各通貨ペアの動きを比較したチャート③を確認すると、「米長期金利の低下→利回りスプレッド縮小」の局面において米ドル相場が売りで反応していることがわかる。この状況で株安による円高圧力も考慮するならば、ドル円の下落幅の拡大を警戒したい。

本日のドル円は3月安値104.55を起点とした短期サポートラインの攻防となるか、この点に注目したい。このラインは今日現在111.60前後で推移しており、且つリトレースメント61.80%とクロスしている。リスク回避相場の継続によりこれらテクニカルを下方ブレイクする展開となれば、次のターゲットは5月安値108.10を起点とした短期サポートラインとなろう。このラインは今日現在110.80レベルに位置している。一方、調整の反発局面では112.50レベルの攻防が焦点となろう。昨日はこのレベルで上値がレジストされた(高値112.53)。一方、ユーロドルは21日MA(1.1619)が攻防分岐となろう。「米長期金利の低下→利回りスプレッドの縮小」の状況が続くならば、このMAの上方ブレイクを想定している。逆に米株が調整の反発となれば米長期金利への低下圧力後退による米ドルのショートカバーを意識したい。このケースでは10日MA(1.1532)の維持が焦点となろう。1.1610から1.1630にかけては断続的にオファーが観測されている。

【チャート①:S&P500

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【チャート②:VIX指数(米株ボラティリティ)】

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【チャート③:利回りスプレッドと米ドル相場】

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【チャート④:ドル円】

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【チャート⑤:ユーロドル】

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