千代建、みずほ証券が目標株価上げ 株価は朝高後に下落

・投資判断は「中立」継続
・当面は傍観が賢明との見方

17日の東京株式市場で千代田化工建設<6366>が朝高後に下げる展開。みずほ証券が千代建の投資判断を「中立」で継続した一方、目標株価を引き上げた。

終値は前週末比7円(2.13%)安の322円。

みずほ証券は千代建の目標株価を290円から310円に引き上げた一方、当面は傍観が賢明と指摘した。

千代建は2019年3月末時点で592億円の債務超過に陥っており、優先株発行による三菱商事<8058>からの700億円の資本調達後でも債務超過を解消したに過ぎないとみずほ証券はコメント。ぜい弱な財務体質で受注活動への影響が懸念されるとコメントした。

米ルイジアナ州キャメロンの液化天然ガス(LNG)プラントについては19年3月期に第2、第3系列でのリスクを織り込んだ追加損失を計上しているが、当面は工事の進ちょくを注視したいとの見解を示した。

LNG出荷開始

債務超過に陥った千代建に対し、筆頭株主の三菱商事は5月、三菱UFJ銀行と総額1800億円の投融資による支援を決めた。千代建が実施する第三者割当増資を三菱商事が引き受け、700億円を投じて千代建の優先株を取得し、ほかに三菱商事が900億円の長期融資、三菱UFJ銀行が200億円の劣後ローンに応じた。

また、千代建は今月3日付のリリースでキャメロンLNGプロジェクトで、第1系列からLNGの出荷が開始されたと発表。3系列すべてが完成すると、LNGの年間輸出量は1200万トン超となり、世界最大級のLNG生産設備になるとした。


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