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焦点は米株の動向

米中貿易摩擦の再燃により米長期金利の低下基調が続くと想定する場合、外為市場のトレンドは株式動向で左右されると思われます。特に米株の動向に注目する必要がありますが、ボラティリティ動向から判断するに調整相場が進む可能性があります。詳細はマーケットレポートにて。

Analysis Highlights

・焦点は米株の動向

トランプサイドによる対中関税強化の表明を受け、米中貿易摩擦に対する懸念が再浮上している。4月以降のNY原油と米長期金利(以下米金利)の動向を確認すると、上昇/下落のトレントが一致している。これは両市場間で従来の相関関係が戻っていることを示唆している。注目すべきは、4月の原油価格上昇と中国経済に対する楽観論が台頭したタイミングが一致している点である。従来の関係に回帰した要因が中国経済に対する市場の思惑にあることを4月の動向は示唆している。そして現在、市場の思惑は4月とは真逆の方向に振れている。よって、今週の原油価格は上値の重い展開が続こう。押し上げ要因を失った米金利には低下圧力がかかり続けよう。
今週の米金利が低下基調を辿ることを軸と考える場合、外為市場のトレンドは株式動向に左右されよう。特に注視すべきは米株の動向だが、予想通り調整圧力が高まってきた。筆者が米株の調整を警戒する理由は、低すぎるボラティリティにある。そのボラティリティが一時6%の水準を割り込む局面で米中貿易摩擦の懸念が再浮上しているとなれば、反発を挟みながら調整相場が続く展開を想定する。「米金利低下 / 米株下落」の局面で最も買われやすい通貨は日本円だろう。逆に最も売られやすい通貨は、リスク性の高い新興国通貨や中国経済との関係が深い資源国通貨となろう。一方、米株が下落の反動で反発する局面(調整の調整)、つまり「米金利低下/米株反発」の局面では新興国通貨や資源国通貨を買い戻す動きが見られよう。

【NY原油と米長期金利】

NY WTI 原油 米長期金利


【米国株式-S&P500】

S&P500 ボラティリティ

・ドル円とユーロドル それぞれの焦点

米株の調整を想定する場合、本日もドル円は下値トライを警戒したい。この点は、短期サポートライン(=トライアングルの下限)の下方ブレイクが示唆している。下値の焦点はビッドが観測されている110.00の維持だが、直近の動向を見る限り110.00以上に重要なサポートポイントは109.70(3/25安値)である。一方、調整の反発局面では21日MA(今日現在111.52前後)の攻防が焦点となろう。このMAは先月30日以降、レジスタンスラインとして意識されている。111.00、111.30および111.50にはそれぞれオファーの観測あり。
ユーロドルは、独指標データ(3月鉱工業生産)とドラギ発言でトレンドが左右される展開を想定する。リスクリバーサルの低下が止まっている状況を考えるならば、テクニカル面で注視すべきは21日MA(今日現在1.1221前後)および短期レジスタンスライン(1.1235)のトライである。1.1220および1.1240にはそれぞれオファーが観測されている。一方、下値の焦点はビッドが観測されている1.1150の維持を想定する。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

EURUSD ユーロドル

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