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経済対策の不透明感と米ドル買い / 豪ドル米ドルとポンドドルのチャートポイントについて

今日のポイント:『今週は経済対策の不透明感を背景とした米ドル買い優勢の展開を想定しておきたい。米株が反落する場合は豪ドル/米ドルも調整の反落相場を予想したい。ポンドドルも同様の展開となろう。上下のチャートポイントは?』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

経済対策の不透明感と米ドル買い

今週の外為市場は、米ドル買い優勢の展開を想定しておきたい。米ドル買いの需要が高まりやすい時期に、米国の経済対策について不透明感が高まっているからだ。

トランプ米大統領は22日、現金給付の額を600ドルから2,000ドルに修正する必要があるとし、先週21日に議会で採択された9,000億ドル規模の経済対策の署名を拒否している。
28日にも米下院で2,000ドル給付の増額法案を採決する予定ではあるが、共和党はこの案に反対している。

米国政治の混乱を受け、26日に失業給付の特例措置が期限切れとなった。

28日には、21年会計年度のつなぎ予算が期限切れとなる。つなぎ予算がなくなれば、29日には一部の政府機関が閉鎖される可能性もある。

さらに経済対策の成立は、来年1月3日以降になるとの見方も出始めている。

今年の米株高トレンドの土台となってきたのは『政策への期待』だった。

その期待をくじく現在の米国政治の混乱は、米株高トレンドの調整要因となり得る。

米株の下落は、外為市場でリスク性の高い通貨の売り圧力を高めると同時に、11月以降、急速に進行した米ドル安を調整する買い買戻し圧力が高まろう。

米ドル相場のパフォーマンス(11月以降)

米ドル相場のパフォーマンス(11月以降)

米株高の調整ならば豪ドル/米ドルは調整の反落を想定したい

経済対策の不透明感を背景に『米株安→米ドル買い』の展開となる場合、株式市場との連動性が高い豪ドル/米ドルには調整の反落圧力が高まろう。

このケースでのテクニカル面での焦点は、21日MAの攻防である。このMAは、長い下ヒゲが示現した今月の21日に相場をサポートした経緯がある。そして今日現在は0.7510レベルで推移している。

予想変動率(1週間)の低下基調を考えるならば、21日MAを下方ブレイクしてもフィボナッチ・リトレースメントの38.20%レベル(0.7400レベル)は維持すると予想する。

一方、株高トレンドが継続する場合は、今月17日高値0.7639の突破が焦点となろう。

豪ドル/米ドルのチャート

豪ドル/米ドルのチャート

ポンドドルの動向にも注目

また、今週はポンドドルの動向にも注目したい。

通商協議で合意したにもかかわらず、ポンドドルは1.3624レベルで2度上値が抑制されている。

そして先週25日の日足ローソク足はトンカチ(陰線)の形状となっている。高値圏でのトンカチ(陰線)は反落シグナルとなる。

市場の短期予測を反映するリスクリバーサル(1週間)の上昇基調も一服するムードが出ている。

この状況で米株が下落する場合、ポンドドルにも調整の反落圧力が高まることが予想される。

テクニカル面での焦点は、1.3260台の攻防となろう。1.3266レベルには50日MAが推移している。このMAは今月の11日と21日に相場をサポートした経緯がある。

また、1.3260はフィボナッチ・リトレースメント38.20%の水準にあたる。

ポンドドルのチャート

ポンドドルのチャート

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