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ドル円 週間見通し(2/9週):衆院選 与党圧勝で円安加速か、米雇用統計・CPIで159円視野も

IG証券のアナリストによる来週のドル円展望。衆院選で与党圧勝なら円安加速か。米ドル高も重なれば再び159円が視野に上昇も。ただし急速な円安は、為替介入のリスクを高める要因となろう。急反落を警戒。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

【要点】来週のドル円展望、159円視野も

来週(2月9日~13日)のドル円(USD/JPY)は、上昇トレンドの維持を予想する。

衆院選の結果を受け円安が加速し158円台へ上昇すれば、政府・日銀による為替介入の警戒感が再び高まるだろう。米国の対応も読めない状況で再び159円台へ上昇する(防衛ラインと思われる160円を目指す)場合は、急反落(円高)を警戒したい。

ドル円の上昇要因として、米ドルの動きも注視したい。来週は1月の雇用統計と消費者物価指数(CPI)が米ドルの変動要因となろう。経済指標が米ドル高の要因となれば、ドル円は159円台へ上昇する可能性が高まろう。



円安加速か一服か?分水嶺の衆院選

2月8日に第51回衆議院議員選の投開票日を迎える。各メディアの情勢調査では、自民党が単独で過半数233議席超、与党で絶対安定多数261議席を超す勢いにあるという。自民党単独で絶対安定多数に達するという見方もある。

仮に「自民党・与党圧勝」となれば、高市政権の基盤が盤石となる。積極財政政策への思惑は、円安圧力を強める要因となろう。1月23日、日米協調によるけん制を受け円安の圧力が後退した。だがその効果は長続きせず、翌週(26日の週)から早くも円安が再燃し、今週はその動きが加速した。「自民党・与党圧勝」を織り込んだ動きと筆者は考えている。

来週は、衆院選の結果が円相場の方向性を決定づけるだろう。自民・与党の圧勝で終われば、円安加速を警戒したい。一方、野党が予想以上に善戦し与党の議席が伸び悩めば、期待先行の円安の反動で、円が買い戻される展開を想定しておきたい。

予想シナリオと注目のチャート水準については「ドル円、衆院選後の予想シナリオとテクニカル分析」を参照されたい。

円相場の動向:1月26日~2月6日

円相場の動向:1月26日~2月6日

ブルームバーグの為替データを基に作成


米ドル高続くか?雇用統計とCPIに注目

1月下旬以降、外為市場では米ドルの買い戻しが進んでいる。米ドルのトレンドを示すドル指数(DXY)は今週98.00ポイント、テクニカル面では21日線をトライする場面が見られた。1月27日の安値95.55レベルから約2.6%上昇したことになる。

ドル指数の日足チャート:昨年12月下旬以降

ドル指数の日足チャート:昨年12月下旬以降

TradingView提供のチャート

米ドル安の流れを止めたのが、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長を巡る人事だった。トランプ米大統領は1月30日、ケビン・ウォーシュ氏を次期議長に指名した。

ウォーシュ氏が採用する政策や議長就任となる場合、トランプ政権とうまくコミュニケーションが取れるかどうかは未知数だ。しかし、元FRB理事であり金融政策についての知見は豊富だ。また、候補者の中では比較的タカ派と見られている同氏の指名を受け、米ドル不信の要因の一つである「FRBの独立性」に対する懸念がひとまず後退し、米ドルは反発基調にある。

来週もこの流れが続くかどうか?この鍵を握るのが重要経済指標だ。11日に延期となっていた1月の雇用統計が発表される。13日には1月の消費者物価指数(CPI)もある。

ブルームバーグの市場予想では、非農業部門雇用者数が6.9万人増加(前月比)、失業率は4.4%で12月から横ばいが見込まれている。

米雇用統計 各項目の推移:過去1年間

米雇用統計 各項目の推移:過去1年間

ブルームバーグのデータを基に作成 / 赤棒グラフ・ドット:1月予想

CPIは前月比のコア指数で0.3%と、昨年12月から若干伸びる見通しにある。一方、トレンドを示す前年同月比の伸びは抑制される可能性がある。

コア前年同月比は昨年8月をピークに鈍化傾向にある。しかし、米FRBの物価目標2.0%を上回る状況が続いている。

米国 消費者物価指数(CPI)の推移:過去1年間

米国 消費者物価指数(CPI)の推移:過去1年間

ブルームバーグのデータを基に作成 / 赤棒グラフ・ドット:1月予想

今年の利下げを巡り、米連邦公開市場委員会(FOMC)の参加者の見通しは様々だ。現状、OIS(翌日物金利スワップ)市場では、6月の利下げを織り込む状況にある。だが、この見通しも確実ではない。雇用市場の底堅さとインフレの粘着性を示す経済指標が続けば、利下げ観測が後ずれする要因となるからだ。1月の雇用統計とCPIがいずれも強い内容となれば、来週も米ドル高を想定したい。

米FOMC 利下げ確率:3月、4月、6月

米FOMC 利下げ確率:3月、4月、6月

ブルームバーグ、OIS市場のデータを基に作成 / 2月6日時点


ドル円、衆院選後の予想シナリオとテクニカル分析

ドル円(USD/JPY)のトレンドを日足チャートで確認すると、今週(2月2日の週)は21日線(156.60円)がサポートラインとして意識された。RSIは中立水準の50を再び上回り、上昇モメンタムが回復している。MACDはマイナス圏でゴールデンクロスに転じ、反転シグナルが点灯している。

「自民党・与党圧勝」はある程度織り込まれているが、衆院選で高市政権の基盤が盤石となる場合、今週は2つの上昇シナリオを想定しておきたい。一方、野党による予想外の善戦で“与党苦戦“となれば、円高を警戒したい。米ドルの動向次第では、155円割れもあり得る。

シナリオ1:159円台のトライと急反落
与党(自民党・日本維新の会)で絶対安定多数を遥かに超える3分の2(310議席)以上を獲得すれば、参院が否決した法案を衆院で再可決することができる。高市政権が掲げる経済政策の実現性が飛躍的に高まることから、週明け9日の市場から円安を想定したい。米ドル高も重なれば159円台を視野に上昇拡大が予想される。

ただし、159円台では為替介入のリスクが高まろう。政府・日銀の牽制発言、レートチェックまたは実弾介入による突発的な円高に警戒が必要だ。米国の反応にも目を配りたい。

シナリオ2:調整の円買い→上昇
与党で300議席超えの観測報道もある。選挙前の円安がこの「自民党・与党圧勝」を先取りした動きならば、与党でかろうじて絶対安定多数(261議席)に留まる場合、週明けの外為市場は調整の円高でスタートする可能性がある。

ただし、絶対安定多数を確保できれば法案・予算案の安定的な審議が可能になる。「責任ある積極財政」政策の推進とそれに伴う財政懸念の高まりを受け、調整の円高は短期で終息することが予想される。

シナリオ3:野党善戦・与党苦戦に米ドル安も重なれば下落拡大を警戒
選挙は水物だ。各社の情勢調査で自民・与党圧勝の期待が高まっているだけに、野党が予想外に善戦し、与党がかろうじて過半数を確保する程度に終われば円高を警戒したい。

米雇用統計とCPIが米ドル安の要因となれば、ドル円は155円台へ下落する展開を想定しておきたい。

テクニカル分析
来週、注目のチャート水準を以下にまとめた。ドル円(USD/JPY)の上昇局面では、日米協調による円安けん制時(円高進行時)のフィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準157.50レベル(日足チャート)の突破と158.00のトライが焦点となろう。

158円台で底固めとなれば、159.00を視野に上昇拡大を予想する。前述の通り159.00台は、介入警戒の高まりで急反落を意識する水準だ。
注目のチャート水準(上昇局面)
・159.22:1月23日の高値
・159.00:レジスタンスライン、急反落を警戒する水準
・158.00:レジスタンスライン
・157.50:76.4%戻し(157.54)

一方、ドル円(USD/JPY)が下値をトライする局面では、今週後半に相場をサポートした21日線(156.60)の攻防が最初の焦点となろう。直下の156.50レベルはサポートラインに転換する可能性がある(1時間足チャート)。156.50-60のサポートゾーンを下方ブレイクする場合は、155.50レベル(日足、1時間足チャート)の攻防に注目したい。この水準もサポートラインに転換する可能性がある。

円高と米ドル安が重なる場合は、155円の維持が焦点となる可能性がある。テクニカル面では89日線(155.15レベル)の攻防に注目したい。155.00(89日線)をも下方ブレイクする下落相場となれば、昨年12月のサポートライン154.50レベルのトライが焦点に浮上しよう(日足チャート)。
注目のチャート水準(下落局面)
・156.60:21日線
・156.50:サポート転換の可能性あり
・155.50:サポート転換の可能性あり
・155.00:上に89日線(155.15)
・154.50:昨年12月のサポートライン
※移動平均線の水準:2月6日時点


ドル円の日足チャート:昨年12月以降

ドル円の日足チャート:昨年12月以降

TradingView提供のチャート

ドル円の1時間足チャート:1月下旬以降

ドル円の1時間足チャート:1月下旬以降

TradingView提供のチャート


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