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日経平均株価 週間見通し(2/9週):6万円射程か過熱警戒で急反落か、衆院選が分水嶺

IG証券のアナリストによる日経平均株価の週間見通し。衆院選で「自民党・与党圧勝」なら株価加速か。株価指数CFD「日本225」は6万円の大台が射程に入る可能性も。一方で過熱感が意識されやすい状況にある。選挙の結果次第では急反落を警戒。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

要点

  • 今週の日経平均とTOPIXは反発。2月8日衆院選での「自民党・与党圧勝」に対する期待が相場を下支えしたと考えられる
  • 2000年以降のデータでは、「自民党圧勝」時の日経平均株価は1~6ヶ月後にほぼ上昇している。また、TOPIXは昨年7月の参院選での自公大敗後から上昇トレンドが鮮明となっている。これらの動向は、市場参加者が選挙結果だけでなく経済成長を促す政策も重視していることを示唆している。衆院選で「高市政策」の期待が高まれば、来週の日経平均株価は上昇拡大が予想される
  • 日経平均株価の株価指数CFD「日本225」は6日、5万6000円台へ急騰。衆院選の結果を受け週明けから上昇スタートとなれば、節目の6万円が視野に入る可能性も出てくる。一方、期待先行で株高が進行している状況で失望売りを誘う選挙結果となれば、日本225の急反落を警戒したい。下値の焦点は5万4500円と短期サポートラインの攻防となろう



日経平均反発、期待先行の株高

今週(2月2~6日)の日経平均株価は1.75%高。東証株価指数(TOPIX)は3.72%高と反発して終えた(下チャート、緑矢印を参照)。

米株式市場でハイテク株懸念が強まる中でも日本株が強気地合いを維持した要因の一つが、2月8日に投開票を迎える衆院選での「自民党・与党圧勝」に対する期待だったと筆者は考えている。各メディアの情勢調査によれば、自民党が単独で過半数233議席超、与党で絶対安定多数261議席を超す勢にある。

日経平均株価とTOPIXの週間変動率:昨年9月以降

日経平均株価とTOPIXの週間変動率:昨年9月以降

ブルームバーグのデータを基に作成

今週の「高市銘柄」の動向を確認すると、期待先行の株高の見方を裏付ける動きが見られた。

米ハイテク株売りでAI関連銘柄は下落したものの、川崎重工業(7012)やIHI(7013)の防衛株、原子力関連の助川電気工業は二桁の上昇率となった。また、高市政策による金利上昇で恩恵を受ける銀行株指数もTOPIX以上に上昇した。

高市銘柄の週間変動率:2月2日~6日の週

高市銘柄の週間変動率:2月2日~6日の週

ブルームバーグのデータを基に作成


衆院選と日経平均株価の動向

来週の日経平均株価は、衆院選の結果に左右されるだろう。ここで、2000年以降の衆院選後における日経平均株価のパフォーマンス(1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後)を検証してみたい。

衆院選後の日経平均株価のパフォーマンス:2000年以降

衆院選後の日経平均株価のパフォーマンス:2000年以降

ブルームバーグのデータを基に作成
※2000年以降の衆院選の日程、結果、日経平均株価のパフォーマンス
※1M:1ヶ月後、3M:3か月後、6M:6か月後

注目すべきは、表中の緑枠で囲った「自民党圧勝」時のパフォーマンスだ。2014年衆院選の1ヶ月後パフォーマンスが下落となった以外は、すべて上昇したことが分かる。政権基盤の安定が市場に好感されるパターンが明確に表れている。

さらに興味深いのが、青枠で囲った「自民党敗北」に対する日経平均株価の反応だ。2021年10月の衆院選で自民党は単独過半数を確保したが議席減となった。しかし、日経平均株価は1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後ですべて下落している。一方、2024年10月の衆院選では自公が過半数割れの大敗を喫した。ところがすべての期間の日経平均株価は上昇した。

この対照的な結果が示唆するのは、選挙結果だけでなく「時の政権が経済成長を促す政策を実行しているかどうか」を投資家、特に海外投資家がしっかりと見ているということだろう。

この点を如実に物語ったのが、2025年のTOPIXの動きである。同年7月の参院選で自公が大敗し過半数割れとなり、当時の石破首相の退陣が避けられない情勢となった。だが同時に、国内政治の変化は政策転換への期待先行を高めた。長期金利や円相場に大きな変動が見られなかった一方、TOPIXが一早く上昇で反応した事実は、政策転換を先取りした動きと言える。

そして同年10月、「責任ある積極財政」を掲げる高市早苗現総理が自民党の新総裁に選出され、高市内閣が発足した。それ以降、TOPIXは上昇の一途をたどっている。

TOPIXは日経平均株価よりも市場の実態をより反映する。その指数が、国内政治が大きく変化する可能性が高まった昨年7月から上昇トレンドを鮮明にした事実は、時の政権が打ち出す経済政策がいかに重要かを示唆している。

TOPIX、国内の10年債利回り、円相場のチャート:週足 2025年以降

TOPIX、国内の10年債利回り、円相場のチャート:週足 2025年以降

ブルームバーグのデータを基に作成


金利上昇はリスク要因か?

高市政権の「責任ある積極財政」と長期金利の関係に注目が集まっている。仮に衆院選で「自民党・与党圧勝」となれば、長期金利はさらに上昇することが予想される。しかし、筆者は現在の金利上昇の要因は、潜在成長率への期待とインフレにあると考えている。

あらためて上記のラインチャートを見ると、株高と長期金利(10年債利回り)の上昇が共存している。特に高市内閣が発足した昨年10月以降、その動きが顕著になっている。言い換えればリスク資産(株式)が選好され、安全資産(債券)が売られている状況にある。この動きは特段珍しいものではない。経済の成長期待が高まる局面では、株式市場と債券市場でこうした資金シフトが起こるのが通常のパターンである。

海外投資家の動向にも注目したい。財務省が公表している「対外及び対内証券売買契約等の状況」によれば、海外投資家(非居住者)は5週連続で買い越している。金利上昇が日本国債の投資妙味を高めていることを示唆している。

これらの動向を考えるならば、衆院選後に注視すべきは経済成長と長期金利の関係だろう。高市政策の推進で成長率が長期金利の水準を上回る状況が続く場合、またはその期待が維持される場合、日経平均株価やTOPIXは調整の反落を挟みながら上昇トレンドを維持することが予想される。

海外投資家の動向:国内の中長期債の取得・処分の動向 昨年9月以降

海外投資家の動向:国内の中長期債の取得・処分の動向 昨年9月以降

財務省「対外及び対内証券売買契約等の状況」週次データとブルームバーグのデータを基に作成
※令和8年1月25日~1月31日の期間まで


日本225の週間見通しとテクニカル分析

最終の日経平均株価は衆院選の結果でトレンドが左右されるだろう。同指数の株価指数CFD「日本225」の予想シナリオを以下にまとめた。

シナリオ1:週明け調整売り、その後上昇
6日の取引で日本225は、5万6000円台へ急騰した。情勢調査で示された「自民党で単独過半数」や「与党で絶対安定多数」を先取りした急騰と考えられる。ゆえに、衆院選がこれらの結果となれば、週明けの日本225は調整売りを警戒したい。高市政権の基盤が盤石となり積極財政政策の推進に対する期待が日本225を支えるだろう。調整売りは短期で終息し、その後上昇する展開を予想する。

シナリオ2:節目の6万円が射程に
自民党が単独で絶対安定多数(261議席)、または与党で参院が否決した法案を衆院で再可決することができる3分の2(310議席)を超える結果となれば、週明けから日本225は上昇スタートとなり、週を通して株高進行の可能性がある。このケースでは、心理的節目の水準6万円の大台が射程に入る可能性もある。

日本225が6万円をトライするサインとして、まずは1時間足チャートのフィボナッチ・エクステンション161.8%水準5万7400円レベルの攻防に注目したい。ロング勢はこの水準を一つの利確目安とし、このテクニカルラインを突破する場合は5万8000円、5万9000円と、1000円幅で上値の攻防を見極めたい。6日の高値水準5万6500円レベルの突破は、5万7000円をトライするサインとなろう。日本225が5万7000円をも難なくブレイクアウトする場合は、5万7400円の攻防を意識したい。

週明けから日本225の上昇が加速し5万9000円台の攻防となれば、6万の大台をトライする展開を想定したい。
注目のチャート水準
・6万円:心理的節目水準
・5万9000円:節目水準
・5万8000円:節目水準
・5万7400円:フィボナッチ・エクステンション161.8%(5万7386円)
・5万7000円:節目水準
・5万6500円:2月6日の高値水準(5万6517円)

シナリオ3:急反落
選挙は結果が出るまで分からない。情勢調査で「自民党・与党圧勝」の期待がかなり高まっている。このため、与党でかろうじて過半数獲得に留まるような結果となれば、期待が先行しているだけに、失望売りによる下落拡大を警戒したい。

日足と1時間足のRSIは買われ過ぎの水準にある。1時間足のストキャスティクスも同じ状況にあることを考えるならば、6日の急騰で短期的な過熱相場が意識されやすい状況となった。衆院選が株安要因となり日本225が下値をトライする局面では、サポートラインに転換する可能性がある5万4500円の維持が焦点となろう(日足チャート、青矢印を参照)。4日の高値水準5万5110円がサポート転換に失敗する場合は、5万4500円のトライを想定したい。

「山高ければ谷深し」の相場格言がある。日本225が5万4500円を完全に下方ブレイクする場合は、今年に入りサポートラインとして意識されている25日線、そして日足チャートの短期サポートラインの攻防を想定したい。調整売りが進行しても後者の短期サポートラインを維持すれば、上昇トレンド継続のサインとなろう。このラインは来週、5万3200円~5万3600円レベルで推移する。
注目のチャート水準
・5万6000円:節目水準
・5万5110円:2月4日高値
・5万4500円:サポート転換の可能性あり
・5万3600円:25日線(5万3634円)
・5万3200円~5万3600円:短期サポートライン
※移動平均線の水準:2月6日時点


日本225の1時間足チャート:1月下旬以降

日本225の1時間足チャート:1月下旬以降

TradingView提供のチャート

日本225の日足チャート:昨年12月以降

日本225の日足チャート:昨年12月以降

TradingView提供のチャート


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