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米ドル安と通商協議の楽観的な見方によりポンドドルは1.34をブレイク / 米金利が反発してもドル円は下落

今日のポイント:『ポンドドルは米ドル安と通商協議の楽観的な見方を背景に1.34台へ。今後は1.31-1.35での攻防が焦点。ドル円は米ドル安が加速したことで103.00トライの可能性が高まっている』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

米ドル安と通商協議の楽観的な見方によりポンドドルは1.34をブレイク

昨日の外為市場は米ドル安優勢の展開となった。

この動きを受け、ユーロドルポンドドルは底堅い展開に。ユーロドルは、目先のレジスタンスポイント1.2180レベルを視野に堅調地合いを維持した。

一方、ポンドドルは、ユーロドル以上の堅調さを見せている。昨日は、レジスタンスポイントの1.34レベルを大陽線で一気にブレイクすると、高値1.3469まで上昇する局面が見られた。欧州タイムでは、一時1.33割れの局面もあったが、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準でサポートされた。

重要テクニカルポイントでの反発に加え、市場参加者の短期的な予測を反映するリスクリバーサル(1週間)が反発の基調に転じつつあることも考えるならば、ポンドドルは通商協議の動向をにらみながら売り買いが交錯する展開へシフトする可能性が高まっている。

昨日のレポートでは、ポンドドルの上限を1.34レベルとした。しかし、米ドル安が加速していることも考え1.35レベルへ引き上げる必要がある。

一方、レンジの下限は1.31で変わらず。

なお、ブックメーカー(Smarkets)の最新オッズを確認すると、英国とEUが通商協議で合意できる確率が82%となっている。今月12日に37%まで低下していた状況を考えるならば、楽観的な見方が広がっているようだ。

ポンドドルのチャート

ポンドドルのチャート

米金利が反発してもドル円は下落

米ドル安の加速は、ドル円の下落圧力を強めている。昨日の米国市場は『株高/金利反発』の展開となった。

他のドルストレートとは違い、米長期金利(以下では米金利)との相関性が高まっているドル円だが、昨日は米金利が反発しても安値103.59まで下落した。

連日、重要サポートポイントの103.65レベルを下方ブレイクしたことに加えて、11月の安値103.16を起点とした短期サポートラインも下方ブレイクしている。これらの状況を考えるならば、再び103.00トライの可能性が高まっている。11月の安値103.16レベルの下方ブレイクは103.00トライのシグナルと想定したい。

FOMC前に米ドル安が加速していることを考えるならば、FOMC後に一度、米ドルは買い戻される可能性がある。その際、11月11日高値105.67を起点とした短期レジスタンスラインの突破が目先の焦点となろう。このラインは今日現在、104.11前後で推移している。

コロナパンデミックとそれによる景気回復の腰折れリスクを警戒するパウエルFRBは、現行の金融緩和政策を長期に渡って続けるだろう。将来、量的緩和政策を強化してくる可能性もくすぶる。これらのことを考えるならば、一時的にドル円が反発しても下落トレンドが軸であることを常に意識しておきたい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

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