ZOZO、今期業績予想を下方修正 ゾゾスーツ効果得られず
・営業利益予想、従来から33.7％下方修正
・期末配当予想も引き下げ
ZOZOは31日、2019年3月期の連結営業利益予想を前年比18.9％減の265億円に引き下げた。従来予想の400億円から33.7％の下方修正。採寸用ボディスーツ「ゾゾスーツ（ZOZOSUIT）」を無料配布したが、想定したほどの効果は得られなかった。
また、今期の連結売上高予想を前期比20％増の1180億円とし、当初予想の1470億円から19.7％下方修正した。
ゾゾスーツで計測した結果により最適なサイズを注文できるプライベート事業を始めたが、ゾゾスーツとアパレル商品の生産体制構築に時間を要し、販売機会の損失が発生した。
また、ゾゾスーツの無料配布により衣料品通販サイト「ZOZOTOWN（ゾゾタウン）」事業での波及的な消費貢献を見込んでいたが、想定していた規模感での効果が得られなかった。
業績の下方修正を受け、期末配当予想を10円とし、従来予想の22円から引き下げた。
18年4～12月期決算は連結営業利益が前年同期比12.4％減の206億円、売上高は前年同期比27％増の897億円。
これより前、東京株式市場でZOZOは前日比54円（2.52％）高の2193円で取引を終えた。
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