サンバイオが続伸、提携先製薬が「SB623」の開発方針検討中と表明

・大日本住友が中計で
・株価一時7%超上昇

11日の東京株式市場でマザーズ上場の創薬ベンチャー、サンバイオ<4592>が続伸。提携先の大日本住友製薬<4506>と進めている再生細胞薬「SB623」の開発が進展するとの思惑で後場で買われた。

サンバイオの終値は前日比35円(1.07%)高の3300円。

前場は前日終値付近で動意薄く推移。しかし、大日本住友が午後1時30分に開示した2023年3月期までの中期経営計画で、「SB623」について開発方針を検討中との姿勢を示すと、一時前日比235円(7.2%)高の3500円まで上昇した。

サンバイオは1月29日の取引終了後、慢性期脳梗塞を対象とした「SB623」の米国での第2b相臨床試験で主要評価項目を達成できなかったとの解析速報を発表。共同開発先の大日本住友からの一時金収入が途絶えるとの懸念から株価が急落していた。

しかし、大日本住友が中計に「SB623」の開発方針を盛り込んだことで、停滞している開発が進展するとの思惑が広がった。

「先駆け審査指定制度」の対象品目に

サンバイオは今週初めの8日にも急伸する場面があった。外傷性脳損傷を対象に「SB623」が厚生労働省から再生医療等製品として「先駆け審査指定制度」の対象品目の指定を受けたことが材料になった。

8日は制限値幅の上限(ストップ高水準)の3340円まで買われ、この水準で取引を終えた。終値として2月4日以来、約2カ月ぶりの高値となった。

先駆け審査指定制度は、早期の治験段階で著明な有効性が見込まれる革新的な医薬品について優先的に審査をする、世界に先駆けて日本で開発された制度。

今回の指定により、医薬品医療機器総合機構(PMDA)から薬事承認にかかる相談・審査の優先的な取り扱いを受けることが可能になる。サンバイオはこの利点をいかして国内で承認申請を行うという。

同社は慢性期外傷性脳損傷を対象とした日米グローバルの第2相臨床試験を実施しており、18年11月に主要評価項目を達成した。20年1月期(19年2月~20年1月)中に再生医療等製品としての製造販売の承認申請を行うことを目指している。


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