楽天が筆頭株主の米リフト、HSBCが「中立」で分析開始

・目標株価は60ドル
・短期的に業界内の競争が激化も

HSBCが米配車サービス大手のリフト<LYFT>の投資判断を中立を意味する「ホールド」で開始した。リフトは3月29日にナスダック市場に上場。筆頭株主は13%を出資する楽天<4755>だ。

HSBCはリフトの目標株価を60ドルとした。

HSBCのアナリストのマーシャ・カーン氏は「配車サービス業界の成長見通しについては強気だが、国内2番手のリフトの先行きは揺れが激しいかもしれない」との見方を示した。

同氏は「最大手に比べて2番手のマージンが低いのは世の常であり、リフトは配車サービス最大手よりも割り引かれた水準に置かれるだろう」と分析。「ウーバーは新経営陣の下で市場シェアを守る態勢に入っており、短期的に競争が激化する可能性がある」と指摘した。

さらに、自動運転技術は業界のゲームチェンジャーになり得るが、それは2025年以降になるだろうとの見方を示した。

ウーバーがIPO申請

米配車サービス最大手のウーバーテクノロジーズは11日、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)を申請した。米ニューヨーク証券取引所に5月に上場する見通し。ウーバーの筆頭株主はソフトバンクグループ<9984>で関連会社を通じて16.3%を出資している。

海外メディアによると、ウーバーは約100億ドルの調達を目指している。実現すれば今年最大のIPOになる。

一方、リフトはIPOで23億4000万ドルを調達した。

リフトの公開価格は72ドル。上場直後に上昇したものの、その後失速し、公開価格を下回る水準での取引が続いている。11日の終値は前日比0.89ドル(1.48%)高の61.01ドル。

リフト株の低迷は筆頭株主の楽天の株価にも影響を与えている。10日の米国市場でリフトが上場来安値を付けた翌11日、楽天株は一時5.54%安となる場面があった。楽天の保有株の評価益が減少するとの見方が売りの手掛かりとなった。

12日の東京株式市場で楽天は午前11時12分現在、8円(0.74%)高の1085円で取引されている。


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