ブラジル大統領選、極右ボルソナロ氏が勝利 経済改革に市場は過度に期待か

ブラジル大統領選の決選投票で、極右のボルソナロ下院議員が勝利した。同氏の経済改革に対し市場が過度の期待を寄せているとの見方も浮上するなか、新政権が株価の最近の好調を維持できるか市場は注視している。

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ブラジル大統領選の決選投票が28日実施され、極右で社会自由党のジャイル・ボルソナロ下院議員(63)が勝利した。同氏の経済改革に対し市場が過度の期待を寄せているとの見方も浮上するなか、新政権が同国株式相場の最近の好調を維持できるか市場は注視している。

ボルソナロ氏は過激な言動で「ブラジルのトランプ」とも呼ばれる。汚職や犯罪などの問題に強硬な姿勢を示す同氏が大統領選の第1回投票で勝利を収めた今月7日、ブラジルの株価は急伸。その後も上昇を続け、主要株価指数のボベスパの今月これまでの上昇率は8%超になった。世界各国で株価が急落しているのとは対照的だ。

ボルソナロ氏は、米シカゴ学派のパウロ・ゲジス氏を財務相に指名しており、財政再建に向けた年金制度改革や国営企業の民営化などを推進する方針を打ち出している。こうしたことで株価は買われているが、期待先行の感は否めない。また、株価はボルソナロ氏の経済運営手腕に対する楽観をすでに織り込んでいるとみられている。

多くの政党がひしめくブラジル議会で同氏の少数政党、社会自由党が多数派を形成するのは容易でない。政権運営における不透明感も払拭できていない。

隣国アルゼンチンでも2015年11月の大統領選で経済自由化を訴え、財政再建に取り組むマウリシオ・マクリ氏が勝利した。しかし、マクリ氏はその後、経済運営に行き詰まり、今年、国際通貨基金(IMF)に支援を要請した。

ボルソナロ氏の大統領就任は来年1月1日で任期は4年。

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