米国市場 次の焦点は

Market Summary
8日の外為市場は米ドル買い優勢の展開となった。米長期金利は引き続き3.2%台の水準を維持。米株は強弱まちまちながらもダウ平均が4日続伸となり、米国市場はリスク選好へ回帰するムードが高まった。イタリアの財政リスクも重なりユーロドルは1.1350まで米ドル高優勢の展開となった。一方、ドル円はNYタイム後半に114円台へ上昇すると、高値114.08を付けた。
米株は利益確定売りとFEDの利上げ観測により上値が抑制された。しかし、押し目買い意欲は根強く、ダウ平均は前日比10.92ポイント高の26,191.22と4日続伸した。国際商品市況では、NY原油先物12月限が前日比1.00ドル安の1バレル=60.67と9日続落。米国の増産に加え、イラクでも生産強化の方針を示していることで供給懸念の後退が相場の押し下げ要因となった。一方、NY金先物12 月限は外為市場での米ドル買いを受け、同比前日比3.6ドル安の1トロイオンス=1225.1と反落して引けた。
11月FOMCだが、パウエルFRBは引き続き米経済の先行きについて強気のスタンスを維持し、12月の利上げを示唆する想定通りの内容だった。

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Market Analysis
米長期金利は3.2%台の水準を維持する状況が続いている。一方、米国株式市場ではダウ平均が4日続伸し、且つVIX指数は警戒水準の20ポイントを下回る状況へ転じている。10月と違い、金利の上昇が株安要因として警戒されるムードはない。
10月に付けた「3.261%」の高水準を突破してなお、米株が現在の反発基調を維持できるかどうか、今後の米国市場の焦点はこの点にあろう。長期金利が3.261%以上に上昇しても米株高トレンドが継続する場合、米株が耐え得る金利の適正水準が3.1%台から3.2%台へ切り上がったと判断したい。その米株で注視すべきは、株式市場の時価総額の約80%をカバーするS&P500の動向である。目先は、10月17日の戻り高値2,817の突破に注目したい。直近安値2,603からのリトレースメント61.80%の水準でもあるこのレジスタンスポイントを完全に突破する展開は、株高トレンド回帰のシグナルと想定したい。一方、このレベルで反落する場合は、次の反発水準が焦点となろう。10月29日安値2,603以上ならば右肩上がりの短期サポートラインが形成される。この点も上記の回帰シグナルとして注目。

本日のドル円は引き続き底堅い展開を意識したい。上値の焦点は10月高値114.54のトライとなろう。114.50にはオファーが観測されている。一方、米株高に調整圧力が高まる場合、113円台の攻防を想定したい。だが、現在の米国市場の動向を鑑みるに下値は限定的となろう。まずは昨日安値113.46の維持が焦点となろう。だが、このレベルを下方ブレイクしても113円台の維持を想定する。一方、ユーロドルは下値トライを警戒したい。ビッドが観測されている1.1350の下方ブレイクとなれば、1.1300トライを警戒したい。1.1310から1.1295にかけてはビッドが観測されている。一方、上値は引き続き21日MA(1.1432)の攻防が焦点となろう。

【チャート①:米国株式】

VIX S&P500

【チャート②:ドル円】

USDJPY ドル円

【チャート③:ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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