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ポンドドルの下落幅拡大を警戒 / ポンドドルとポンド円のチャートポイント

今日のポイント:『ポンドドルは下落を警戒。ポンド円のトレンドはポンドドルの動向に影響されやすい状況にある。上下のチャートポイントについて』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

ポンドドルの下落幅拡大を警戒

昨日の外為市場は、英ポンド(以下ではポンド)相場が下落した。対米ドルでは安値1.3223まで急落する局面が見られた。

今年の9月以降、ポンドドルは調整を挟みながら上昇トレンドを維持してきた。その要因は3つある。ひとつ目はドル安トレンドの加速、ふたつ目は英国・EU間の通商協議に対する楽観論、最後が対ユーロでの上昇だった。現在、最初の米ドル安以外は、ポンド相場をサポートする要因とはなっていない

今注目されているのは英国・EU間の通商協議だが、漁業権と公正な競争のルールを巡り双方の隔たりを埋めることができず不透明感が漂っている。『合意が近い』との一部報道もあり情報が錯綜しているが、昨日の英ポンド相場の下落は、協議の不透明感の方を意識していることを示している。

ポンドドル予想変動率を確認すると、1週間と1ヶ月でともに上昇幅が拡大している

一方、投資家の短期的な予測を反映するリスクリバーサルは低下基調を維持している。これらの動向を考えるならば、目先のポンドドルは下落幅の拡大を警戒したい。

ポンドドルの短期予測

ポンドドルの短期予測

ポンドドルのチャートポイント

昨日の日足ローソク足は、長い下ヒゲが示現しての下陰陰線となった。これはポンドドルの地合いの弱さを示している。上で述べた予想変動率とリスクリバーサルの動向も考えるならば、本日も調整の反落を意識したい。

続落のケースでは、昨日のレポートポンドドルも反落を警戒の項目で指摘したフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準1.3276および50.0%の水準1.3195の攻防が焦点となろう。昨日は、これら水準の間で買戻しが入り、長い下ヒゲが示現した。

また、昨日の反転だけでなく、先月27日と今月2日に1.3286でサポートされた経緯と、先月19日に50.0%の水準で反転した経緯も考えるならば、これらフィボナッチ・リトレースメントの水準でのポンド買い意欲は強い。50.0%の水準を下抜け、短期サポートラインを視野に下落幅が拡大しない限り、1.32-1.35のレンジ相場となる可能性がある。

英国・EUとの通商協議に進展が見られるか、株高のみのリスク選好相場で米ドル安のトレンドが再び加速する場合、筆者の予想に反してポンドドルは反発する展開が予想される。

このケースでの焦点は、昨日相場を抑制した1.3450レベルの攻防となろう。この水準の突破に成功する場合は、1.3500を再びトライする展開を想定したい。

ポンドドルのチャート

ポンドドルのチャート

ポンド円の焦点

ポンド円は、140円レベルで上値の重い展開が続いている。昨日はポンドドルの動きに連動し、一時フィボナッチ・リトレースメントの38.2%の水準137.77を視野に下落幅が拡大した。

そして今日のポンド円も、ドル円よりはポンドドルの動きをにらんだ展開となろう。この点を11月以降のデータと相関係数で確認すると、ポンド円ポンドドルのそれは『0.72』とかなり高い。

ドル円のそれも『0.58』とそれなりの相関性は見られるが、ポンドドルほどの影響力はない。

ポンドドルが続落する場合、ポンド円の目先の焦点は、昨日の下落を止めたフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準137.77レベルの維持となろう。

次の下値ターゲットは、先月の19日安値137.17を想定したい。

後者の水準をも下方ブレイクする場合は、136円台の攻防へシフトする展開を想定し、まずは50.0%の水準136.86で反転するどうか?この点に注目したい。

一方、上値の焦点は、140円の突破とその水準の維持となろう。

通商協議の進展や株高のみのリスク選好相場を背景に米ドル安が加速するケースでは、ポンド円の140円トライを想定したい。

ポンド相場の相関関係

ポンド相場の相関関係



ポンド円のチャート

ポンド円のチャート

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