コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

ドル円は上値トライの継続 ユーロドルは1.16割れを警戒

Market Summary
18日の海外外為市場は、米ドルの売り買いが交錯する展開となった。113円台へ到達したドル円は、欧州タイム以降、利益確定売り優勢の展開となり112.69まで反落。NYタイムでは買い戻しの局面が見られたが、112.80台で上値が抑制された。他のドルストレートは欧州タイムに米ドル買い、NYタイムに米ドル売りの展開となった。ユーロドルは安値1.1600まで下落するも、このレベルでのビッドにサポートされ1.16台をかろうじて維持した。その後は1.1660台まで反発した。
米株は強弱まちまちの展開となった。この日も良好な四半期決算が意識され、ダウ平均は前日比79.40ポイント高の25,199.29と5日続伸。ナスダック総合株価指数は主力ハイテク株の利益確定売りに圧され、前日比0.674ポイント安の7,854.444と小幅に反落した。NY原油先物8月限は買い戻し優勢の展開となり、前日比0.68ドル高の1バレル=68.76で引けた。一方、NY金先物8 月限は外為市場で米ドル売りが散見されたことで買い戻し優勢の展開となり、前日比0.6ドル高の1トロイオンス=1227.90と小幅に反落した。

bg_trader_231664908

Market Analysis
米株は高値圏での攻防を維持している。焦点が四半期決算に集中している現状では、米株が大きく崩れる可能性は低い。米株が堅調に推移する限り、長期金利が急低下する可能性も低い。米国市場の外に注意を向けると、7月に入り英国以外の主要な欧州株価指数、および中国やトルコ以外の主要な新興国株価指数は米ドル建てベースでプラスのパフォーマンスとなっている。米株のみならず世界的に株高トレンドが鮮明となる中では、ドル円は調整を挟みながら上値トライの局面が続こう。上値の焦点は年初来高値113.38の攻防だが、現在のトレンドを考えるならばこのレジスタンスポイントを突破する展開を想定したい。その場合、次の焦点はフィボナッチ・プロジェクション161.80%の水準にあたる113.89レベルとなろう。これら113円台のレジスタンスポイントの突破に成功する場合、114円トライは時間の問題となろう。一方、米株の調整等でドル円が反落しても、世界的な株高傾向を考えるならば下落幅は限定的となろう。ビッドが観測され始めている112.50、今週相場をサポートしている112.20および10日MAが推移している112.00をサポートポイントとして意識したい。尚、後者2つのポイントにもビッドの観測あり。

一方、ユーロドルだが、ユーロプットの需要が徐々に増しており、リスクリバーサルは下方に拡大するムードが出始めている。1.16割れの可能性を意識する局面にあると判断したい。1.15台の攻防へシフトする場合、重要サポートポイント1.1506を視野に下落幅が拡大する展開を警戒したい。1.1580、1.1550および1.1500にはビッドが観測されている。一方、反発する場合、目先は18日NYタイムから上値をレジストしている1.1665レベルの突破が焦点となろう。だが、現在のトレンドを考えるならば上昇幅は限定的となろう。17日に突破に失敗した1.1750を上限と想定したい。

【チャート①:ドル円】

USDJPY ドル円

【チャート②:ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありませ ん。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。

無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IGアカデミー

無料のオンラインコースや各種ウエビナー、セミナーなど、IGが提供する豊富な学習プログラムを通じてトレードの方法を学び、トレードに関する知識を深めることができます。