FOMCに米株は下落で反応

Market Summary
19日の海外外為市場では、FOMC後に米ドル買い優勢の展開となった。FEDは今回の会合で予想通り0.25%の利上げを決定。市場の焦点だった2019年の利上げ見通しは2回と、9月時点の3回から鈍化した。しかし金利先物市場が予測していた1回を上回る内容だったことから米ドルを買い戻す動きとなり、ドル円は112.65まで反発する局面が見られた。一方、ユーロドルは1.1435前後から1.1360台まで米ドル買いが進行した。米株はFOMC後に主要3指数が下落した。金利先物市場の予測を上回る来年の利上げ見通しと世界経済の先行き不透明感が相場の重石となった。ダウ工業株30種平均は前日比351.98ポイント安の23,323.66と、約1年1カ月ぶりの安値水準で終了。ナスダック総合指数は同比147.08ポイント安の6,636.83と、昨年10月下旬以来の安値で引けた。国際商品市況では、NY原油先物1月限が前日比0.96ドル高の1バレル=47.20と4営業日ぶりに反発。一方、NY金先物2 月限は前日比2.8ドル高の1トロイオンス=1256.4と続伸した。

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Market Analysis
19日のレポートでは、FOMCイベント後に最も注視すべき市場は米国株式であると指摘した。その米株は、FOMCとパウエル発言に下落で反応。主要3指数はレンジの下方ブレイクのみならず、年初来安値をそれぞれ更新する展開となった。米株を注視する理由は長期金利反発の鍵を握る唯一の要因と考えるためだが、原油価格が低迷する中、米株の調整圧力がさらに高まる可能性が高まってきた状況を考えるならば、ドル円は上値の重い展開が続こう。本日最大の焦点は、5月安値108.10を起点とした短期サポートラインを完全に下方ブレイクするかどうか、この点となろう。昨日はこのラインを下回る局面が見られた。しかし、リトレースメント38.20%(108.10-114.54)にサポートされ、ローソク足の実体ベースではかろうじてブレイクを回避した。今日現在112.20前後で推移しているこのサポートラインを完全に下抜ければ、112円割れを警戒したい。だが、興味深いのは米株の調整圧力が高まり、且つ長期金利が4月上旬以来となる2.75%まで急低下しても112円台を維持している状況である。17日のレポートで指摘した武田薬品工業の巨額買収に絡んだ円売りがドル円の下値をサポートしている可能性があろう。112円割れの場合、昨日指摘したリトレースメント(109.76-114.54)61.80%の111.60前後、ビッドが観測されている111.50、そしてリトレースメント50.00%(108.10-114.54)の111.30レベルの攻防を見極める必要があろう。
一方、ユーロドルは1.1300-1.1450のコアレンジで売り買いが交錯する展開を想定している。通貨オプション市場ではユーロプットの需要が後退。リスクリバーサルもユーロドルの堅調地合いを示唆する状況となっている。1.1450の上方ブレイクは1.1500トライのシグナルと意識したい。1.1420から1.1450にかけては断続的にオファーが並んでいる。一方、下値の焦点は1.13ミドルレベルで推移している21日MAの攻防となろう。次のターゲットはビッドが観測されている1.1310。1.1300ではオプションバリアの攻防が想定される。


【チャート1:ドル円】

USDJPY ドル円

【チャート2:ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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