ドル円とユーロドル それぞれのポイント

Market Summary
11日の海外外為市場は、欧州通貨売り優勢の展開となった。この日も英ポンド売り圧力が高まり、ポンドドルは昨年4月以来となる1.25割れの展開に。安値1.2478まで下落する局面が見られた。ユーロドルは独金利の低下による米独利回り格差の拡大が意識され、安値1.1302まで下落した。ドル円は対欧州通貨での米ドル買いと米株の反転局面が散見されたことを受け、欧州タイム以降は113円前半で堅調に推移した。
米株は売り買い交錯の展開となった。値ごろ感から買い戻しが入るも、メキシコとの国境建設を巡り民主党との対立が深まっているトランプ米大統領は、政府機関閉鎖の可能性を示唆したことが相場の重石となった。ダウ平均は前日比53.02ポイント安の24370.24、S&P500指数は同比0.94ポイント安の2636.78で引けた。国際商品市況では、NY原油先物1月限がリビアの政情不安を受け、前日比0.65ドル高の1バレル=51.65と反発した。一方、NY金先物2 月限は対ユーロでの米ドル高を受け、前日比2.2ドル安の1トロイオンス=1247.2と続落して終えた。

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Market Analysis
米株のボラティリティは警戒水準の20ポイントを挟んで不安定な状況が続いている。だが、実勢相場(S&P500指数)はレンジの下限で買戻しが入るパターンが継続中。来週のFOMCで米国株式市場では新たなトレンドが発生する可能性があるが、その前にECBイベントも変動要因となろう。ECBが新たな金融機関の支援策と2019年後半の利上げに消極的な姿勢を示せば、欧州株のサポート要因となろう。欧州株の反発は米株のサポート要因となろう。米株がレンジの下限で底堅さを維持するならば、下げ止まりの感が出始めている米長期金利もFOMC前に2.80%台を割り込む可能性はひとまず後退しよう。

本日のユーロドルは、引き続き下値トライを想定したい。攻防分岐は昨日相場をサポートし、且つビッドが観測されている1.1300。1.12台へ下落する場合、最初の注目ターゲットは1.1260。このレベルを挟んでもビッドが観測されている。一方、11月米CPIが市場予想を下回る場合、米独利回り格差が縮小する可能性がある。このケースではユーロドルの反発を想定する。だが、現在の欧州通貨売りの状況を考えるならば、昨日高安のリトレースメント50.00%の水準1.1350前後で上値が抑制される展開を想定したい。尚、1.1360ではオプションバリアの攻防が想定される。
ドル円は引き続き底堅い展開となろう。欧州通貨売りが米ドル相場をサポートし、米株もレンジの下限を維持。米長期金利もひとまず下げ止まりのムードが出ている。だが、リスク選好ムードが高まっているわけでないので114円前後での反落を引き続き警戒したい。113.90台には標準誤差回帰分析バンドの上限が推移している。また、113.60-80および114.00にはオファーの観測あり。一方、下値の焦点は112.20の維持となろう。10月30日以降、このレベルが相場をサポートし続け、本日は標準誤差回帰分析バンドの下限が推移している。さらにビッドも観測されている。


【チャート①:米株ボラティリティ(VIX)】

VIX ボラティリティ

【チャート②:ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

【チャート③:ドル円】

USDJPY ドル円

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