ドル円 / ユーロドルは売り買い交錯相場を想定

Market Summary
26日の海外外為は、対ユーロで米ドルを買い戻す動きとなった。パウエルFRBは予想通り0.25%の利上げを決定。フェデラルファンド(FF)金利は2008年以来となる2.0%台の水準へ達した。外為市場ではFOMC後に対ユーロで米ドル買い圧力が高まり、ユーロドルは1.17ミドル割れの陰線引け。一方、ドル円は米株安が重石となり、安値112.61まで下落した。
米株は主要3指数が下落した。FOMC後に米金利が低下したことで金融セクターに売り圧力が高まった。また、この日は原油価格が下落したことでエネルギーセクターも米株の上値を圧迫。ダウ平均は3日続落し、前日比106.93ドル安の26,385.28で終了した。続伸基調だったナスダック総合株価指数も取引終盤に失速すると、前日比17.105ポイント安の7990.366で終えた。NY原油先物11月限は米原油在庫の増加が意識され、前日比0.71ドル安の1バレル=71.57と反落。一方、NY金先物12 月限は対ユーロで米ドルが上昇したことで、前日比6.0ドル安の1トロイオンス=1199.1と3営業日ぶりに反落して終えた。

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Market Analysis
上述のとおりパウエルFRBは、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を年1.75~2.00%から2.00~2.25%へ引き上げることを決定した。26日のレポート「FOMC後のマーケット展望」では「米ドル買い / 金利低下 / 株高」と予測した。米ドルは限定的ながらも買戻し優勢となり、米長期金利は低下した。一方、米株は予想に反し下落したが、米株のボラティリティに大きな変動は見られない。公表された最新の経済予測では、今年と来年の成長率が6月時点からそれぞれ上方修正された(2018年:2.8%→3.1% / 2019年:2.4%→2.5%)。この点はトランプ政策(=減税/財政政策)の影響を考慮しての修正と考えられる。また、筆者が最も注目していた2019年のFF金利中央値は3.1%で変わらず(=年3回の利上げペースは変わらず)。成長の加速と段階的な利上げペースの維持は米株のポジティブ要因である。昨日のような調整の下落を挟みながら株高トレンド維持の予測に変更はない。

本日のドル円は売り買い交錯の展開を想定したい。米株の底堅さはサポート要因となろう。だが、米長期金利は調整の米債買いにより低下圧力が高まり易い局面にある。7月高値113.16を上限と想定し、113円台では反落リスクを警戒したい。一方、下値の焦点は10日MA(112.47)の維持となろう。米長期金利に低下圧力が高まり易いこのタイミングで米株の調整相場が継続すれば、112.00もしくは21日MA(111.83)までの反落を警戒したい。113.20にはオファーが観測されている。一方、112.40、112.20-112.00ゾーンにはビッドの観測あり。
ユーロドルは1.17ミドルを挟んだレンジ相場を想定。上値の焦点は1.1820。このレベルにはオファーが観測されている。一方、下値は10日MA(1.1717)を攻防分岐と想定し、このMAの下方ブレイクは1.1700トライのシグナルとして警戒したい。1.1720から1.1700にかけては断続的にビッドが観測されている。

【チャート①:ドル円】

USDJPY ドル円

【チャート②:ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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