ドル円と豪ドル円の焦点

Market Summary
6日の海外外為市場は、米ドル買い優勢の展開となった。ドル円は高値111.52まで上昇する局面が見られた。一方、ユーロドルは1.1573まで調整の反発が見られるも、米欧間のファンダメンタルズ&金融政策の格差を背景とした「ユーロ売り/米ドル買い」となり1.1500を目指す展開に変化は見られなかった。英ポンドもBrexitリスクを背景に対ドルで軟調地合いが続き安値1.2917と、昨年9月上旬以来となる安値レベルまで下落する局面が見られた。
米株は良好な四半期決算を背景に、主要3指数がそろって上昇した。米中貿易摩擦の激化が上値を抑制したものの、ナスダック総合株価指数は前週末比47.663ポイント高の7859.678と5日続伸して引けた。NY原油先物9月限はイラン情勢の緊迫化を受け、前週末比0.52ドル高の1バレル=69.01と反発。一方、NY金先物12 月限は外為市場での根強い米ドル買いが意識され、前週末比5.5ドル安の1トロイオンス=1217.7と反落して終えた。

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Market Analysis
週明けも欧州通貨売りが継続した。米ドルがその受け皿となり、ユーロドルは安値1.1527と6月28日以来の水準まで下落する局面が見られた。ユーロ以上に売り圧力が高まっている英ポンドの動向も考えるならば、現在の米ドル高は欧州通貨売りが支えているとも言える。米ドル高はドル円のサポート要因となろう。しかし、米株高が崩れるならば円買い圧力が米ドル買い圧力を凌駕し、短期サポートラインおよび50日MAをトライする展開を想定したい。よって、本日のドル円も米株にらみの展開となろう。米四半期決算がピークアウトへ向かう中、米中貿易摩擦の激化が次の焦点として浮上する場合、米株は7月から続く株高を調整する局面へシフトしよう。
また、今後は米株のみならず中国人民元の動向とそれに対する中国株式の反応も注視する必要がある。中国人民銀行(PBoC)は市中銀行に義務付ける為替フォワード取引の準備金を6日から20%に引き上げ、人民元安対策を講じてきた。それでも人民元が1米ドル=7.0元の水準を目指す展開となれば資本流出懸念が中国株式市場で意識され、それが米株へ伝播する展開が想定される。
中国関連では、本日豪ドル相場が大きく変動する可能性がある。豪準備銀行(RBA)は今日の理事会で政策金利を1.50%に据え置く可能性が高い。よって、焦点は声明文となろう。上述したPBoCの対策は豪ドル相場のサポート要因だが、声明文で米中貿易摩擦による中国経済の先行き不透明感を強く意識する内容が盛り込まれる場合、豪ドル相場には売り圧力が高まろう。豪ドル円の動向は株式動向も考える必要がある。日米中の株式市場が崩れなければ、RBAイベントが豪ドル売りイベントとなっても、81.90-80ゾーンでサポートされる可能性がある。逆にアジア時間から株安となれば、81円前半までの下落を警戒したい。一方、反発する場合は短期レジスタンスライン(82.80レベル)の突破が焦点となろう。


【チャート①:8月の対米ドル騰落率】

ドル円 ユーロドル ポンドドル

【チャート②:ドル円】

ドル円 USDJPY

【チャート③:豪ドル円】

AUDJPY 豪ドル円

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