米ドル高調整相場の継続を想定

Market Summary
27日の海外外為市場は、米ドル高を調整する動きが続いた。この日、米国とメキシコはNAFTA再交渉で大筋合意に達した。これを受けメキシコペソは対ドルで上昇。ブラジルレアルや南アランドも対米ドルで堅調推移となった。また、米ドル高の調整相場が続いたことで、対欧州通貨でも米ドル安優勢の展開に。ユーロドルは、高値1.1693を付ける局面が見られた。一方、ドル円は111円前半台で売り買いが交錯した。
米株は主要3指数が上昇した。NAFTA再交渉の大筋合意が相場の押し上げ要因となり、S&P500指数は連日で過去最高値を更新(終値2,896.74)。一方、ダウ平均は2月以来となる26,000ドル台に乗せた(終値26,049.64)。NY原油先物10月限はNAFTA再交渉、株高そして米ドル安が好感され、前週末比0.15ドル高の1バレル=68.87ドルと続伸。NY金先物12 月限は対ユーロでの米ドル安が相場の押し上げ要因となり、前週末比2.7ドル高の1トロイオンス=1,216.0ドルと続伸して引けた。

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Market Analysis
ドルインデックスが短期サポートラインをトライしていることからもわかるとおり、米ドル高の調整相場が続いている。この動きで最も恩恵を受けているのがユーロである。調整圧力が高まり始めた8月15日からの騰落率を確認すると、米ドルは対円で0.32%上昇する一方、対ユーロでは2.85%下落し、昨日は6月高値1.1851を起点とした短期レジスタンスラインを一時的に突破する局面が見られた。米国市場がリスク選好相場(=株高/金利上昇)となっても、米ドル高の調整圧力が後退しない状況を考えるならば、ユーロドルは7月に相場をレジストし続けてきた1.1750をトライする可能性が出てきた。対ユーロで米ドル高の調整がさらに加速すれば、ドルインデックスは短期サポートラインを下方ブレイクし、次のターゲットであるリトレースメント38.20%の水準94.00レベルのトライが想定される。現在の調整圧力を後退させる要因として目先注視すべきは、新興国通貨の動向だろう。この点は27日のレポート「今週の焦点:新興国通貨の動向を注視」で指摘済み。週明けのメキシコペソ、ブラジルレアルそして南アランドは対ドルで上昇し、且つ新興国株式も反発基調にある点を考えるならば、本日も米ドル安優勢で推移する可能性がある。この場合、ユーロドルは上述した1.1750のトライが焦点となろう。このレベルにはオファーが観測されている。また、1.1700および1.1720にもオファーの観測あり。一方、下値の焦点は1.16台の維持となろう。
ドル円は米株にらみの展開が続こう。ボラティリティが依然低位で推移している状況を考えるならば、株高維持の公算が高い。よって、反落しても10日MAもしくはビッドが観測されている110.50前後でサポートされる展開を想定している。一方、上値の焦点は引き続き111.50のトライとなろう。このレベルにはオファーの観測あり。


【チャート①:ドルインデックス】

ドルインデックス dollar index

【チャート②:ユーロドル】

eurusd ユーロドル

【チャート③:ドル円】

ドル円 USDJPY

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