ドル円とユーロドル それぞれの焦点

Market Summary
7日の海外外為市場は米ドル売り優勢の展開となった。売買材料に乏しい中、この日は米ドル高調整地合いとなり、ユーロドルは1.1608まで反発する局面が見られた。一方、ドル円は一時111円割れの展開に。しかし、欧米株高がサポート要因となり、安値110.98から111.47まで切り返した。
米株は株高トレンドを維持し、主要3指数がそろって上昇した。ダウ平均は前日比126.73ポイント高の25,628.91と、約5か月半ぶりの高値水準で終了。ナスダック総合株価指数は6日続伸し、同比23.986ポイント高の7883.664で引けた。NY原油先物9月限はイラン制裁に伴う供給懸念が意識され、前日比0.16ドル高の1バレル=69.17と続伸。一方、NY金先物12 月限は対ユーロでの米ドル売りが好感され、前日比0.6ドル高の1トロイオンス=1218.3と小幅に反発して終えた。

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Market Analysis
徐々に夏枯れ相場のムードが漂い始める中、外為市場の注目材料は引き続きユーロドルの動向にあろう。現在、1.15台を維持できるかどうかの攻防が展開中だが、米欧間のファンダメンタルズおよび金融政策の格差が意識され現在のトレンドが形成された経緯を考えるならば、1.15ブレイクを警戒すべきフェーズにある。5日続落した反動で反発が散見されても、短期レジスタンスライン(1.1710前後)を突破しなり限り、下落トレンドは継続しよう。短期レジスタンスラインを視野に反発基調が継続するか否か、この点を見極める上で、本日は21日MA(1.1655前後)のトライに注目したい。1.1620から1.1650にかけて断続的にオファーが並んでいる。一方、1.1530から1.1500にかけてはビッドの観測あり。
ドル円は引き続き米株にらみの展開となろう。7日は米ドル安優勢の展開となったが、米株高が相場を下支えし、未だ短期サポートラインを維持する状況が続いている。対中関税第2弾が今月23日に発動されることになったが、米株のボラティリティを確認するとS&P500およびナスダック100のそれらは依然として低水準での推移が続いている。中国当局の人民元安抑制策と上海総合が2,700ポイントで変則的ながらもダブルボトムを形成するムードが出ている点も考えるならば、現時点で米株が大きく崩れる可能性は低い。だが、9日に日米新通商対話(FFR)を控えていることを考えるならば、リスク選好(株高)を背景とした円売りを仕掛けるタイミングでもない。よって、本日のドル円は111円台を中心とした売り買い交錯相場を想定したい。下値の攻防分岐は、引き続き短期サポートライン(111.10前後)および50日MA(110.85前後)の維持となろう。一方、株高維持を背景とした反発局面では、高値113.16を起点とした短期レジスタンスライン(111.58前後)の突破が焦点となろう。だが、このラインを突破しても21日MA(111.72前後)までの反発が限界と想定している。110.90にはビッド、111.50にはオファーの観測あり。


【チャート①:米株ボラティリティ/上海総合指数】

VIX VXN Shanghai composit 上海総合指数 ボラティリティ

【チャート②:ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

【チャート③:ドル円】

USDJPY ドル円

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