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リスク選好相場に追随できない米金利

米中会談を受け、7月最初の取引きは株高、原油高と、投資家のリスク選好度合いが高まっています。しかし、米長期金利は2.07%前後でキャップされています。「株高・米長期金利の低下」という状況下での外為市場のトレンドは?マーケットレポートをご覧ください。

Source : Bloomberg

Analysis Highlights

・リスク選好相場に追随できない米金利

週明けのグローバル株式市場はリスク選好で反応した。米国株式市場ではベンチマークとなるS&P500指数が過去最高値を更新。一方、国際商品市況ではNY原油価格が一時60.28ドルと、5月下旬以来の高値水準まで上昇する局面が見られた。これらの動向は投資家のリスク許容度が拡大していることを示している。注視すべきは、米長期金利(以下米金利)の動向である。リスク選好を意識した反発の局面は見られたが、昨日は2.05%手前でキャップされた。6月FOMC以降のキャップ水準2.07%の水準すら到達できない状況を考えるならば、FEDの緩和スタンス後退、もしくはそれについての観測が高まらない限り米金利の低空飛行状態は継続しよう。その観測が高まる要因として注視すべきは指標データの内容だが、昨日発表された6月ISM製造業景況指数は51.7と市場予想(51.0)こそ上回ったが、2018年8月の60.8をピークに低下の一途を辿っている。内訳をみると、新規受注も同年8月の64.5をピークに50.0まで低下している。昨夏以降激化している米中対立の影響が具体的な数値で確認されている状況、そしてFEDの政策が指標データ次第というスタンスであることを考えるならば、米金利が持続的な反発基調へ転じる可能性は現時点で低い。よって、米金利の低下基調が続くことを想定する場合、外為市場では株式動向がトレンド決定要因となろう。冒頭で述べた通り、現在は投資家のリスク許容度が拡大している。この状況-「株高 / 米金利の低空飛行状態」を考えるならば、目先は新興国通貨買い優勢の局面が散見されよう。事実、昨日はチリペソや南アランドを除く主要な新興国通貨は対米ドルで上昇した。

【米長期金利】

US 10 yield 米10年債利回り

・ドル円とユーロドルの展望

今日のドル円は堅調地合いを予想する。だが、米金利の低下基調が続いていることを考えるならば、109.00レベルで上値が抑制される展開を警戒したい。注視すべきレジスタンスポイントは108.80およびリトレースメント38.20%の水準108.92である。これらの水準にはオファーが観測されている。109.00ではオプションバリアの攻防が予想される。一方、下値の焦点は21日MA(108.08前後)の維持である。昨日はこのMAでサポートされた。108円ブレイクとなる場合、次のターゲットはビッドが観測され始めている107.80を想定する。このレベルは6月上旬に相場をサポートした水準である。
ユーロドルは米金利と指標データにらみの展開となろう。昨日は小幅な米金利の反発と冴えないユーロ圏の指標データが重なり大陰線が示現。ヒステリックな反応ではあったが、21日MA(1.1296前後)の下方ブレイクと短期リスクリバーサル(1週間)が低下基調へ転じている状況を考えるならば、より意識すべきは下値トライである。テクニカル面での焦点は、リトレースメント61.80%の水準1.1268の攻防である。すぐ上の1.1270にはビッドが観測されており、目先のサポートポイントとして意識したい。1.1270以下の攻防へシフトする場合、次の下値ターゲットは6月20日の大陽線安値1.1224レベルを想定する。1.1220にはビッドの観測あり。一方、米金利の低下により反転する場合は、上述した21日MAの突破が焦点となろう。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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