続く米株にらみの状況

今週の外為市場は引き続き米株の展開となるでしょう。その米株の焦点は?そしてドル円とユーロドルの焦点は?マーケットレポートをご参照ください。

Analysis Highlights

・続く米株にらみの状況

米国株式は反発基調を維持。S&P500指数は直近安値2,346(昨年12月26日安値)からのリトレースメント50.00%の水準(2,643)を完全に突破し、次のターゲット61.80%の水準(2,713)を視野に入れる展開となっている。現在の上昇トレンドの継続は、引き続き企業決算次第となろう。明日以降、製造業およびハイテク企業の決算が本格化する。米中貿易摩擦の影響を見極める上で、上記両セクターの決算内容は重要な指標として市場の関心を集めよう。特に注視すべきは米企業が抱く景況感(景気見通し)である。この点について多くの企業が楽観的な見方を示すならば「米株の反発基調継続→長期金利の低下圧力がさらに後退→米ドル買戻し」を想定している。逆に決算内容が市場予想を上回っても先行きの見通しについて厳しい見方が相次ぐならば、米株は利益確定売りに圧される展開を警戒したい。このケースでは長期金利の反発圧力が後退し、外為市場での米ドル安圧力を高めよう。

今週、米企業決算以外で注目すべき材料は米中指標データである。米国の指標データでは個人消費の動向を左右する住宅関連指標が重要となろう。一方、中国の指標データで注視すべきは、本日発表される10-12月期GDP統計および12月鉱工業生産となろう。また、24日のECBイベントはユーロ売り要因として警戒したい。域内のけん引役であるドイツ経済の2018年GDP速報値は前年比1.5%増と、2.2%の成長率を維持した2016~2017年と比較し景気の減速傾向が鮮明となっている。域内経済も2017年Q4をピークに景気が減速傾向にある。これらの状況を踏まえ、ドラギ総裁が先行きリスクに重点を置く見解を示すか、この点が注目される。

・ドル円は米株にらみ ユーロドルは短期サポートラインの維持が焦点

本日は米国市場が休場。ドル円は109円台を中心に売り買い交錯相場を想定したい。明日以降、ドル円は米株にらみの展開が続こう。米株が現在のトレンドを維持するならば110円台の攻防へシフトしよう。このケースでは、オファーが観測されている110.25およびフラッシュクラッシュ時の安値104.96からのリトレースメント61.80%の水準110.35の突破が焦点となろう。一方、下値の焦点は108円台の維持である。2本の短期サポートラインの下方ブレイクは108.00トライのシグナルとして警戒したい。
今週のユーロドルは上値の重い展開を想定している。米株の反発基調が続く限り、米独利回り格差が拡大傾向を辿ることが想定される。テクニカル面では、昨年11月安値1.1213を起点とした短期サポートライン(今日現在1.1325前後)の維持が焦点となろう。このラインの下方ブレイクは、1.1300トライのシグナルとなろう。1.1310から1.1300にかけては断続的 断続的 にビッドが観測 されている。一方、上値の焦点は21日 MA(今日現在 1.1422前後 )となろう。 1.1430にはオファーの観測あり。

【チャート1:S&P500指数/VIX指数】

S&P500 VIX


【チャート2:ドル円】

USDJPY ドル円


【チャート3:ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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