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焦点は米株の動向とECBイベント

今週の焦点は米株の動向とECBイベントです。米株は高値圏での攻防となっていますが、反落リスクに注意すべきと考えています。一方、ECBイベントは「ユーロ売りイベント」となる可能性があります。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

Analysis Highlights

・焦点は米株の動向とECBイベント

今週は米株の動向とECBイベントに注目する1週間となろう。米株のベンチマークであるS&P500指数を確認すると、調整を挟みながら最高値圏での攻防を維持している。この状況が続く限り、外為市場のトレンドは米長期金利(以下米金利)の動向でトレンドが左右されよう。だが、ボラティリティ(20日間の変動幅を標準偏差化し年率換算した値)の動向は、反落の可能性を示唆する状況となってきた。米国株式市場の混乱が散見されるようになった2018年以降、ボラティリティが6%前後の水準まで低下すると、その後ボラティリティの拡大-つまりS&P500指数下落のトリガーとなるパターンが見られる。現状、同指数のボラティリティは7%台まで低下中。小幅なレンジで売り買いが交錯する状況が続けば、ボラティリティは6%のトリガー水準へ到達しよう。また、ボラティリティ以外の下落要因として注視すべきは、米中対立リスクの再燃である。先週よりトランプ米大統領による中国けん制発言(ツイート)が見られる。今週も同様の発言が続くかもしくは米中対立に関するネガティブな報道があれば米株の下落要因となろう。米長期金利(以下米金利)が2.15%の水準でキャップされている状況に加え米株下落となれば、外為市場では円高優勢の展開となろう。
一方、ECBイベントの焦点は、追加緩和に対するドラギECBのスタンスにあろう。次期総裁に指名されたラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事が11月に就任する。新総裁にいきなり重大な金融政策の変更という重責を負わせる可能性は低い。よって、ドラギECBが追加緩和について積極的であるならば「7月の会合で追加緩和のシグナルを発信→9月の会合で実施」をベースシナリオと想定する。ECBイベントはユーロ売りイベントとして注目したい。

【米株とボラティリティ】

S&P500 ボラティリティ

・ドル円とユーロドルの展望

今週のドル円は107.00-109.00をコアレンジと想定する。トレンドの強弱は21日MA(107.97前後)の攻防で判断する展開となろう。21日MA突破のケースでは108.40および108.60の各レジスタンスポイントでの攻防に注目。「米株高の維持/米金利の反発」が同時に発生する局面では、108.60ブレイクの109.00トライを予想する。108.40-50にはオファーが観測されている。108.80-90にもオファーの観測あり。一方、21日MA以下での攻防が続くケースでは、107円前半を中心とした売り買い交錯相場を予想する。「米株の下落/米金利の低下」が同時に発生する場合は、先月25日安値106.77の維持が焦点となろう。107.00にはビッドが観測されている。
ユーロドルは1.1100-1. 1140のコアレンジを想定。追加緩和の可能性を考えるならば、サポートポイント1.1180を起点とした短期サポートラインのブレイクおよび1.11台の攻防を警戒したい。1.1180にはビッドが観測されている。一方、上値の焦点は21日MA(1.1277前後)の突破となろう。1.1280および1.1290にはオファーの観測あり。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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