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焦点は米指標データとECBイベント

昨日の米長期金利の動向は、FEDの利下げインパクトを相殺する要因が良好な指標データであることを示しています。一方、ユーロドルは1.13レベルでの上値の重さは変わらず。今日はECBイベントでトレンドが左右される可能性があります。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

Analysis Highlights

・焦点は米指標データとECBイベント

5日の主要な海外株価指数は総じて上昇。一方、米債市場は指標データの結果に右往左往する展開となった。最終的に良好なISM非製造業指数の内容とメキシコに対する関税回避の可能性が意識され、長期金利(10年債利回り)は小幅に反発。2.1%台の維持に成功した。米国市場が「株高/金利上昇」となれば、外為市場で最も買われやすい通貨は米ドルである。事実、昨日はNZドルとトルコリラ以外の主要国通貨で米ドル買い優勢の展開となった。FEDの利下げスタンスは基本的に米金利の低下要因であり、故に米ドル安要因である。昨日の動向は、良好な米指標データがFEDの利下げインパクトを相殺するファクターであることを示している。目先、注視すべき指標データは5月の雇用統計である。ISM指数は製造業と非製造業で強弱まちまちの内容となったが、雇用指数に関しては両指数とも改善した。明日の雇用統計も総じて市場予想を上回る場合、米国市場のリスク選好相場と外為市場の米ドル買い継続を予想する。
本日はECB会合が予定されている。今回の焦点は経済見通しとなろう。ドラギECBは現状、年後半の景気回復を想定しているが、一向に解決の糸口が見えないブレグジットや米中対立を考慮し見通しを下方修正する場合、再びユーロ売り圧力が高まる展開を予想する。このケースでのユーロドルは1.11台へ再び下落する展開を想定したい。一方、3月時点から見通しの変更がない場合は、1.12台を中心とした売り買い交錯相場を予想する。政策金利については2021年まで利上げの実施はないというのが市場コンセンサスであり、且つ域内外の経済情勢も考えるならば、この点についてECBがヒントを示す可能性は低いだろう。また、新たな貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)の詳細も市場の関心事だが、ユーロ相場への影響は限定的だろう。

・ドル円とユーロドルの展望

本日のドル円は108円台を中心とした売り買い交錯を予想する。107.80を目先の下限と想定し、株式動向次第でトレンドが左右されよう。このレベルにはビッドが観測されている。上値トライの場合は、米金利の動向も注視する必要があるが、外為市場に影響を与える米指標データの発表が予定されていないことを考えるならば、米金利のさらなる上昇よりも抑制を想定したい。上値の焦点は2日連続で相場をレジストした108.50の攻防である。このレベルではオプションバリアの攻防が想定される。また、オファーも観測されている。108.50ブレイクの場合、リトレースメント38.20%の水準108.61および50.00%の水準108.86を次のターゲットと想定したい。
ユーロドルは上記のとおりECBイベントにらみとなろう。上値トライとなる場合は、引き続き1.1250での反落リスクを警戒したい。昨日、一時的に上方ブレイクした1.1300には再びオファーが観測されている。下値の焦点は1.1200の維持となろう。この水準にはビッドが観測されている。また、1.1220および1.1210にもビッドの観測あり。1.11台の攻防へシフトする場合、テクニカル面でのポイントは1.1190レベルで推移している21日MAの維持である。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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