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外為市場のトレンドは株式動向次第

コアPCEと同じく、コアCPIは低下基調を辿っています。インフレの上昇圧力後退を受け、米金利には再び低下圧力が高まっています。この状況で注視すべきは株式(特に米株)の動向です。外為市場のトレンドを左右するからです。詳細は今日のマーケットレポートをご覧ください。

Analysis Highlights

・外為市場のトレンドは株式動向次第

3月米CPI(消費者物価)コア指数は2.0%と、前月の2.1%から低下した。CPI発表後に米長期金利(以下米金利)には低下圧力が高まり、2.463%まで低下する局面が見られた。米金利の低下は外為市場で米ドル安圧力を高め、ドル円は安値110.83まで下落。一方、ユーロドルはドラギ会見で下落圧力が高まるも影響は限定的。安値1.1228を付けた後、急反発する「往って来い」の展開となった。米金利に再び低下圧力が高まる局面での注目ポイントは株式の動向である。株高を背景としたリスク選好相場が続く場合、外為市場では新興国通貨の買い圧力が高まる傾向が見られる。実際、昨日の主要な新興国通貨は想定通り対米ドルで軒並み上昇した。上昇率トップは南アランドの1.27%。次いでロシアルーブルの1.08%、ブラジルレアルの0.67%そしてメキシコペソの0.58%となった。注目すべきは、これら新興国通貨が資源国通貨としての妙味もあるという点である。これら通貨の買い圧力が高かったという事実は、株高以上に「米金利の低下→米ドル高リスクの後退」が外為市場に大きく影響していることを示唆している。本日はPPI(生産者物価指数)が発表される。前年比の動向を確認するとCPI同様、昨年7月の3.4%をピークに低下基調を辿っている。コア指数も昨年7月の2.8%を付けた後、2.5%まで低下中。コアPCEとコアCPIの低下基調が確認されたタイミングでPPIも同様の結果となれば、米金利には低下圧力がかかり続けよう。FEDの政策リスク後退を背景に米株高維持となれば、外為市場では引き続き資源国通貨としての妙味がある新興国通貨の上昇を想定する。逆に指標データ等により米金利が反発する場合は、米ドルを買い戻す動きとなろう。また、株安と米金利の低下が同時に発生する局面では、日本円が最強通貨となろう。このケースではドル円の下落幅拡大を警戒したい。

【米長期金利チャート】

米長期金利 10年債利回り US 10years yield

・ドル円は株式にらみの展開 ユーロドルは反発基調の維持を想定

今日のドル円は株式にらみの展開となろう。米金利に再び低下圧力が高まる中、サポート要因は株高以外にない。特に米株の動向が重要だが、株高維持ならば111.00前後で売り買いが交錯する展開を予想する。上値の焦点は昨日海外時間でレジストされた111.30となろう。一方、米株に調整圧力が高まるケースでは下値トライを警戒したい。焦点はリトレースメント50.00%の水準110.75となろう。このレベルを挟んで(110.80および110.60に)ビッドが観測されている。
ユーロドルは反発基調の維持を予想する。目先の焦点は、フィボナッチ・プロジェクション38.20%の水準1.1286の突破である。9日以降この水準はレジスタンスポイントとして意識されている。次の上値焦点は1.13台の攻防シフトである。1.1300にはオファーが観測されている。また、1.1318はプロジェクション50.00%の水準となる。一方、下値の焦点は1.12台の維持で変わらず。1.1220から1.1200にかけて断続的にビッドが並んでいる。

【ドル円チャート】

USDJPY ドル円


【ユーロドルチャート】

ユーロドル EURUSD

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