豪ドルが下落、75円台前半 中国5月の生産者物価減速
・5月中国PPIは前年比0.6％上昇、前月から減速
・鉄鉱石価格上昇も豪ドル押し上げに至らず
12日の外国為替市場でオーストラリアドルが主要通貨に対して下落。この日午前に発表された5月の中国生産者物価指数（PPI）が幾分弱い内容だったことで資源国通貨である豪ドルが売られた。
朝方、75円台後半で推移していた豪ドルの対円相場は、5月の中国生産者物価指数の発表後に75.40円付近まで下落した。
また、豪ドルの対米ドル相場は0.69米ドル台後半から、0.69米ドル台半ばまで売られた。
5月の中国生産者物価指数は前年同月比0.6％上昇。市場予想と一致したが、4月の0.9％上昇から減速した。
5月の中国消費者物価指数（CPI）は同2.7％上昇。市場予想と同水準だった。4月は2.5％上昇していた。
オーストラリアの主要輸出品である鉄鉱石の中国向けスポット価格が年初から約4割上昇しているものの、豪ドルを押し上げるには至っていない。
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