今週の米ドル相場は株式とFOMCにらみ 分岐点のナスダック指数 / FOMCの焦点 / ユーロドルの展望とチャートポイント

今日のサマリー。今週の米ドル相場は株式とFOMCの内容にトレンドが左右されよう。米株ではナスダック総合指数の動向に注目。注目の通貨ペアはユーロドル。上下のチャートポイントは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

今週の米ドル相場は株式とFOMCにらみ 分岐点のナスダック指数

今週の米ドル相場は、株式と連邦公開市場委員会(FOMC、15-16日)にらみの展開となろう-

現在の米国株式市場(以下米株)では、これまで進行してきた株高の調整ムードが高まっている。

注目は、ハイテク株のトレンドを反映するナスダック総合指数の動向である。

これまで相場をサポートし続けてきた25日MAを完全に下方ブレイクし、そのMAがサポートからレジスタンスへ転換している。
また、最高値から10%下落する状況にもある。

今週の焦点は、8月以降、相場をサポートしている10,800レベルの攻防である。
この水準を完全に下方ブレイクすれば、7月以降、相場をサポートしている10,200レベルまで下落幅が拡大する可能性がある。

米株高のけん引役だったナスダック総合指数で調整相場がさらに進行すれば、ダウ平均S&P500指数でも上値の重い展開が続こう。

外為市場では米ドル買い圧力が高まろう。

一方、10,800レベルで一度反転する場合は、米ドル安優勢の展開を予想する。

ナスダック総合指数のチャート

ナスダック総合指数のチャート

FOMCの焦点

ナスダック総合指数は10,800レベルの水準で反転するのか?それとも下方ブレイクするのか?今週はFOMC(15-16日)がその鍵を握ろう。

8月下旬にゼロ金利政策が長期化するという新たな指針は示されている。

よって、今回の焦点は最新の経済予測にあろう。

6月時点の予測から経済成長、失業率そしてコアPCEについて横ばいの予測もしくは若干の上方修正をしてくるならば、ナスダック総合指数のサポート要因となろう。

一方、追加の景気対策が暗礁に乗り上げているタイミングで上記の項目が6月時点よりも下方修正されるならば、先行き不透明感が高まろう。

このケースではナスダック総合指数の10,800ブレイクを予想する。外為市場では米ドル買い優勢の展開を予想する。

6月時点の予測

6月時点の予測

ユーロドルの展望とチャートポイント

今週、注目の通貨ペアは、レンジの上限と下限が見えてきたユーロドルである。

下値の焦点は、引き続き1.17台の維持となろう。

先週の理事会でECBサイドがユーロ高を明確にけん制してこなかったことを考えるならば、ユーロ売りのリスクが一つ消えたことになる。
よって、現時点では1.1700を維持すると予想する。

8月21日以降、相場をサポートしている1.1750の下方ブレイクは、1.1700トライのシグナルと想定したい。

一方、上値の焦点は、直近高値1.2011(9/1)の再トライとなろう。

この水準を目指すシグナルとして、まずは1.1920レベルの突破が焦点となろう。
この水準は7月下旬から8月上旬に相場の上値を抑制した経緯がある。
また、今月の10日に同じく上値を抑制する局面も見られた。

1.19台へ再上昇する場合、最初のレジスタンスポイントとして意識しておきたい。

1.1920レベルの突破に成功すれば、次のターゲットは1.1965レベルを想定している。
この水準は、8月18日と31日に上値を抑制した経緯がある。なお、1.20にはオファーが観測されている。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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