豪ドル軟化 一時72円割れ、リスクオフの円買いで
・相場は依然狭いレンジ
・ジャクソンホール会議控え動意薄
22日午後の外国為替市場でオーストラリアドルの対円相場が一時72円の節目を割り込んだ。日経平均株価が前日終値を下回ったことによるリスクオフの米ドル売り・円買いが、豪ドルの対円相場に波及した。
豪ドルの対円相場が71円台を付けるのは21日朝以来となる。21日の欧米市場でイタリアを含む主要市場で株価が上昇するなか、豪ドルは72.40円付近まで強含んだ。一方、東京市場では日経平均が上値を切り下げるなか、昼頃まで72円で持ちこたえたが、午後に入り71.90円付近まで値を下げた。
午後中ごろは72円ちょうど付近で推移している。
豪ドルの対米ドル相場も同様の動きとなっている。21日の欧米市場で0.68米ドル付近まで買われたが、その後0.6760米ドル付近まで軟化した。
豪ドルはこの1週間、対円で71円台後半から72円台前半の狭いレンジで推移。対米ドルでは0.67米ドル台の後半に収束している。
8月のユーロ圏と米製造業の購買担当者景気指数（PMI）が今晩発表となることや、米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム（ジャクソンホール会議）が24日まで開催されることで相場は動きにくい状態になっている。
AUD/JPY 60分足チャート (出所: IG証券)
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