豪ドルが上昇、4-6月期GDP成長率は予想と一致
・前期比0.5％増・前年比1.4％増
・8月の財新中国非製造業PMIも豪ドル高に貢献
オーストラリア連邦統計局が4日発表した2019年4〜6月期の実質国内総生産（GDP）の前期比伸び率は0.5％となり、市場予想と一致した。足元の利下げ観測が幾分後退するなか、GDPの発表後、豪ドルは主要通貨に対して上昇している。
4〜6月期のGDP成長率は前年比で1.4％。前期比と同様に予想と一致した。
午前10時半のGDP発表後、豪ドルの対円相場は71.90円付近まで上昇。8月27日以来の高値を付けた。
また豪ドルの対米ドル相場も0.67米ドル台前半から後半へと水準を切り上げた。
統計局のエコノミストによると、外部セクターが4〜6月期の成長をけん引した。鉱業部門を中心とした輸出が好調で、純輸出が今期の成長に貢献した。
一方、国内部門はほぼ変わらず。政府支出が国内最終需要の伸びに寄与した一方、家計セクターは比較的低調だった。
財新中国非製造業PMI
GDP統計が発表となった直後の午前10時45分に財新／マークイットが発表した8月の中国非製造業購買担当者景気指数（PMI）も好調な内容となり、豪ドルを支援している。
8月は52.1で拡大・縮小の節目となる50を上回った。市場予想は51.7。前回は51.6だった。
AUD/JPY 60分足チャート (出所: IG証券)
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