アンジェスが続伸、コロナワクチン開発に助成20億円

・アンジェス、マザーズ時価総額3位に再浮上
・アイロムGは大幅反落

22日の株式市場でマザーズ上場の創薬ベンチャー、アンジェス<4563>が続伸。同社と大阪大学が進める新型コロナウイルス感染を予防するワクチン開発プロジェクトが国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の公募事業に採択されたことが買い材料になった。研究開発費として20億円を受け取る。

アンジェスの終値は前日比22円(1.25%)高の1780円。

取引開始前にAMEDが公募する「令和2年度 創薬支援推進事業・新型コロナウイルス感染症に対するワクチン開発」に採択されたと明らかにし、序盤に7.74%高の1894円まで買われた。その後、一時1768円まで下げたが、終日プラス圏で推移した。

商いはこの日も盛況。出来高は3600万株近くまで膨らみ、連日で3500万株を上回った。マザーズの出来高ランキングで3位に入っている。

取引終了時のアンジェスの時価総額は2189億円超。マザーズの時価総額ランキングで昨日より1つ順位を上げ、メルカリとフリーに続く3位に再浮上した。4月から5月初めにかけての株価上昇局面では時価総額で2位になっている。

ワクチン開発はアンジェスと阪大(臨床遺伝子治療学・健康発達医学)が保有するプラスミドDNA製品の開発実績に基づいて行われている。アンジェスは阪大発の企業。

アンジェスは年間20万人分のワクチン開発の準備を進めており、7月の臨床試験開始を目標としている。

アイロムグループ

一方、治験支援大手のアイロムグループ<2372>は大幅反落。276円(12.03%)安の2018円で取引を終えた。

アイロムは20日の取引終了後、全額出資子会社IDファーマのコロナワクチン開発がAMEDの公募事業に採択されたと発表。株価は21日に急伸し、400円(21.12%)ストップ高の2294円で終えていた。

IDファーマは、国立感染症研究所、および中国の復旦大学附属上海公衆衛生臨床センターのそれぞれと新型コロナワクチンの研究開発を共同で行っている。

AMEDに採択された研究開発課題は日中両国での開発を対象にしており、ともに1億2400万円の研究開発費の交付対象になる。


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