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ドル円は113円台の到達 ユーロドルは1.16台の維持が焦点

Market Summary
12日の海外外為市場は円安優勢の展開となった。世界的な株高を背景に外為市場では円売り圧力が高まり、ドル円は高値112.62まで上昇する局面が見られた。クロス円も総じて上昇した。特に上昇幅が拡大した豪ドル円は高値83.40と6月14日以来の水準まで急騰する局面が見られた。一方、ユーロドルは下落基調が継続するも1.16ミドル前後でサポートされる展開となった。
米国株式は主要3指数が上昇した。四半期決算に対する期待を背景にナスダック総合株価指数は前日比107.305ポイント高の7823.916と、約3週ぶりに最高値を更新した。NY原油先物8月限はリビアの供給再開と国際貿易摩擦が相場の重石となり、前日比0.05ドル安の1バレル=70.33と小幅に続落。一方、NY金先物8 月限は買い戻し優勢の展開となり、前日比2.2ドル高の1トロイオンス=1246.6と小幅に反発して引けた。

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Market Analysis
米株のボラティリティは、低水準での推移が続いている。目先の米株は底堅い展開が続こう。米株が崩れない限り、世界の株式市場がリスク回避相場へ転じる可能性も低いだろう。米株高の維持は外為市場での円安要因となろう。
現在の相場で興味深いのは、米株高やNY原油価格の高止まりを受けてなお米長期金利が3.0%の水準を目指すムードが高まらないこと、それにもかかわらず外為市場では米ドル高圧力が再び高まっている状況である。インフレデータが米ドル買い要因との指摘があるが、そのデータが発表される前から米ドルを買い戻す動きが見られた事実を考えるならば説明力に乏しい。米株が再びリスク選好相場へ回帰し、米債券市場でこれまでのように金利が急上昇する局面が見られないという米国市場全体の動向から考える場合、現在のグローバルマネーが米国へ回帰していると考えられる。その過程で米ドル買い需要が増していることで、金利との相関性が崩れても米ドル高圧力が高まっていると考えられる。

米株の動向を重視するならば、本日のドル円は引き続き底堅い展開を想定したい。上値の焦点は113円台の到達となろう。これを達成する場合、年初来高値113.38の攻防が焦点となろう。調整圧力が高まっても、株安圧力が高まらない限り下落幅は限定的となろう。昨日安値111.89の維持が本日の下値野焦点となろう。尚、112.80にはオファー、113.00には厚いオファーが観測されている。
一方、ユーロドルは引き続き1.16台の維持が焦点となろう。日足基準線がレジスタンスラインとして意識されるムードが高まっており、日足遅行線がローソク足を下離れし、且つリスクリバーサル(1週間)も下方に拡大傾向にある。基準線のブレイクに失敗するならば、1.16割れを警戒したい。1.1650、1.1630および1.1600にはビッドの観測あり。


【チャート①:ドル円】

USDJPY ドル円

【チャート②:ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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